スーパーボウルのCMで1回聴いただけなのに余りに印象に残った楽曲「We Are Young」、曲名を知ったときに歌詞通りとはいえ「なんじゃ、そのタイトルは?」とは思った。「俺達は若い」って・・・ねぇ?w
これがスーパーボウルで流れて話題となったCM。
FUN.が名プロデューサーに認められたエピソードなどを知り、益々FUN.に興味が湧きCDを購入。変なタイトルだと思った曲が名曲過ぎて耳から離れない!
名曲が故に様々なアーティストたちがカバーしている。これがまたアメリカの底力とでも言うべきかカバーもイイ!
有名どころではドラマ「GLEE」でのカバー。ミュージカルドラマの出演者たちなのだから歌唱力があるのは当然のこととはいえ、オリジナル曲をここまでミュージカルで昇華させているのは流石だ。
こちら↓はファンによるカバー。ファンカバーとは言いつつも彼等はPentatonixというオーディション番組でその名を馳せた人気グループ。
FUN.のオリジナルが素晴らしいからこそカバーする人たちが大勢登場した。良い曲はどうしても歌いたくなるものなのだ。オリジナル曲を尊重しながらも自分のアレンジを加えて歌う人々のなんと楽しそうなことか。
良い楽曲が続々と生まれてそれらの曲の素晴らしいカバーも続々と生まれるアメリカの音楽産業は地力がある。一方、日本では人気投票をするための券や握手券がCDをより多く売る為の手法となっている。
アメリカの音楽産業を見ているとCDからダウンロード販売への移行など販売システムの変化はあるものの、「音楽を売る」という市場がそうは簡単に廃れる感じがしない。日本は廃れるもなにも既にドツボにハマっている状態だ。人々の支持を得ている音楽を純粋に売り続けたアメリカの音楽市場と楽曲そのものよりも人気投票権や握手券といったオマケを売りにしている曲がチャートの1位に君臨する日本の音楽市場とではどちらに明るい未来があるのかは明白だ。
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