菊地直子の逃亡生活について驚くべき事実が次々と判明している。
通常、逃亡生活というとどういうイメージだろう?日々逮捕に怯えながら生きるといったところだろうか?元々の自分の名前すらも明かせない辛く苦しい日々だろうか?
で、菊地直子の逃亡生活はどういったものだったのかなぁと。確かに年齢の割には逮捕後の写真は老けてみえるので苦労したのかな?と思えなくもないが30歳ちょいくらいの時に撮影された友人と写っている満面の笑みの写真などを見るとなんだか充実した生活を送っていたようにも見える。
逃亡生活が始まったのが23,4歳の頃か。人によりけりとはいえ、人生でもっとも遊びに恋にと頑張れる年齢だと思う。その歳の頃に指名手配犯となったのだから青春が台無しになったということなのだろうが・・・・が・・・・が・・・・大量殺人に加担したテロリストがそんなことを言う権利なんか一切ない。おまえ(菊地直子)の青春だの人生だの知ったことか!殺された人々、家族を奪われた人々、今も後遺症に苦しむ人々、そういう犠牲者たちのことを思えば、サリン製造に関与しておいて、またテロ組織の活動を支持するどころか参加しておいて、菊地直子はいつまでも逃げ続けようとした最低最悪な殺人者だ。
殺された人々の無念、そして遺族の無念、サリンの後遺症で17年間ずっと体が痛み続けている被害者の方々のことを思えば、菊地直子の愛だの恋だのなんて知ったことか!菊地直子は間接的にとはいえ、故意に人を殺しておいて恋愛ができ、自分の恋愛は止めたくなかったから自首をしなかった。逮捕直後にサリン製造とは知らなかったと述べた菊地直子の言葉は信用ならない。亡くなった方々よりも自分の今後の人生を優先した言い訳だ。本当に罪悪感がある人間ならば生きていられないようなことをしておいて、逮捕されたら「知らなかった」だと?まさにテロリストらしい卑怯な物言いだ。本当に悪いと思っていないからこそ逃亡生活が続けられ、そして逮捕されても自分の減刑狙いの供述をする。そこには犠牲者や遺族への配慮が一切ない。なんという人間だ!テロで大量に人を殺しておいてからの17年で学んだことは犠牲者への贖罪ではなくて自己弁護とは悪魔か、こいつは!
ここまで読まれた方々はミジンコが非常に厳しい言い方をしていると感じるかもしれない。だが、その姿勢は直すつもりはない。散々、テロ組織のメンバーやら大量虐殺に加担した武装勢力の異常者たちを見てきた。彼等は人を殺した日に普通に晩飯を食べられる人種だ。人の命を奪うことに罪悪感がないから、日常生活を普通に送ることができる。対して、同じ人殺しでも、そう元テロリストでさえ、自分がやってしまったことへの罪悪感から自首をしたり、自殺したり、夢に犠牲者が現れるので不眠症になったりするのだ。結構よくある例では「幽霊が見えるようになった」というやつがある。犠牲者たちが幻覚として頻繁に現れるようなのだ。つまりは罪悪感に押し潰されているということだ。それらが殺人を犯した後で罪悪感を持っている人間たちのよくあるケースだ。
正当防衛で殺人を犯してしまった人々も相当に苦しむ。相手を殺さなかったら殺されていたかもしれないといった状況だったので正当防衛が認められた人々が苦しんでいるのを何度も見たことがある。
ミジンコの南アフリカの友人はそれで苦しんでいる。ミジンコとしてはその人が強盗レイプ犯に殺されるくらいならば正当防衛で良かったと心底思っているが当事者はそんなに簡単に気持ちを整理できるはずもない。彼女は児童虐待や人身売買の撲滅に従事していたのだが、ある組織の脅迫として襲撃された。彼女と同居人は常備していたハンドガンやショットガンで応戦。そして生き延びた彼女は(ミジンコはそうは思っていないが)人を殺した罪に苛まれて昔のような活動ができなくなってしまった。人の命をなんとも思っていない組織の構成員が襲撃してきて撃退した結果として一人が死亡。はっきり言ってクソッタレなヤロウが一人死んだ。正当防衛が認められても被害者の人生も台無しだ。そのくらい人が死ぬ(殺される)ということは重い。
で、菊地直子は17年間、愛だの恋だの飲み会だのゲームのオフ会だの?あの見た目はあばら家の隠れ家も中の内装は相当に凝っていたらしい。罪悪感が希薄だからこそ、そんな人生が送れたのだろう。20代前半から40歳までだ。随分と楽しい時期に楽しんだものだ。恋人も共犯者となり罪を増やしたりもしている。
亡くなった方々、そう菊地直子が製造したサリンで理不尽なかたちで命を奪われた人々もその家族も後遺症に苦しむ被害者の方々は愛だの恋だのそれどころじゃなかった17年間だ。菊地直子は20代から40歳という体力・気力ともに充実しているときに犠牲者に線香1本もあげずに自分の人生を優先できたわけだ。犠牲者の時計の針が止まったというのに、加害者は刑務所に入らずに人生を謳歌。このことは元々ある容疑に加えて罪として考慮されるべきだ。こういう逃亡犯の逃亡中に人生を楽しんだという事実は犠牲者や遺族を何度も殺しているようなものだ。
菊地直子の例を見てしまうと逃亡した方が若いときに人生を謳歌できるということになってしまう。歳を取ってからの逮捕でなんのペナルティーも無いどころか、無いとは思うが被告の逃亡生活の苦労が情状酌量になってしまってはとんでもない。
菊地直子の供述や過去の生活についての目撃者たちの証言を知るに犠牲者への思いが不在の逃亡生活ということは明らかとなった。本当にやりきれない話だ。殺された人たちは愛する恋人や家族から引き離されてもう2度と愛とか恋とかはできない。応報が認められていない日本なのだから17年間も逃亡し続けて犠牲者遺族やPTSDや後遺症に苦しむ人々が納得のいくような厳罰が菊地直子には求刑されるべきだ。散々逃亡中に人生を楽しんで歳を取ってから逮捕というケースが、菊地直子の場合だと「容疑者にとっては人生が充実した」という感じがしてどうにも釈然としない。逃亡者が楽しんでいるんじゃねぇ!人が死んでいるんだぞ!と、どうしても思ってしまう。
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