高橋容疑者逮捕の件。漫画喫茶の店長さんが殺到する記者に応えていたけれど、あんなに矢継ぎ早に質問されても困ったろうに。
そんな中、記者の一人が逮捕に貢献した店員さんの勤続期間を店長さんに尋ねた。
店長「10年くらいかなぁ」
記者「10年もここで働いているんですか!?」と驚きの声。本当に驚いている声だった。
「10年も」と「ここで」は余計なお世話だ。自分の職場で長期に働くことに驚かれたらどうだろう?「記者を10年もやっているんですか!?」と言われたらこの記者は怒るかもしれないというのに。
恐らくこの記者は漫画喫茶の店長さんにも店員さんにも相当に失礼なことを言っていることに気がついていない。
もうひとつ。
アウンサンスーチーさんがずっと以前に受賞したノーベル平和賞のスピーチのためにオスロ入りした。大勢の亡命ミャンマー人たちに大歓迎されるスーチーさん。亡命ミャンマー人の女性は号泣しながらスーチーさんを歓迎していた。その女性に「なんでそんなに嬉しいんですか?(Why are you so happy?)」と質問する日本人記者、記者は写っていなかったが発音からして間違いなく日本人だろう。亡命ミャンマー人の女性は「分からないわ・・・・(I don't know....)」と答えていた。女性は興奮していたのでなにがなんだか分からないといった状態だったとは思うが、亡命ミャンマー人がスーチーさんが亡命先を訪問したことに抑えきれない感情が噴き出したことは当然のことだろう。
「今後のミャンマー政権になにを望みますか?」や「スーチーさんに仰りたいことは?」といった質問ならばまだ分かるが、「なんで大喜びしてんの?」とは英語力がない記者の質問とはいえ質問が馬鹿丸出しだ。
今日、日本でほんのちょっと、本当にほんの数分ニュースを見ただけでこの有り様。長時間テレビをつけていたら本当に「テレビを見ると馬鹿になる」を実体験してしまいそうだ。
[30回]
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