スーパーコンピューターの計算速度の世界順位「ＴＯＰ５００」が１８日発表された。
昨年６月と１１月に２期連続１位だった理化学研究所と富士通のスパコン「京(けい)」は１秒あたり１京５１０兆回（１京は１兆の１万倍）で、２位に陥落。同１京６３２４兆回を達成した米ローレンス・リバモア国立研究所の新鋭機「セコイア」に王座を明け渡した。
スパコンは高速になるほど、実験の難しい複雑な現象などをより精密に模擬することが可能。基礎科学のほか、航空機や医薬品などの産業では開発の時間と費用を劇的に節約できる可能性を秘める。米国や中国では、核爆発の再現など軍事面での利用価値も大きい。
国力を左右する基幹技術として各国とも力を入れ、次々と高速機を開発。２００２～０４年には日本の「地球シミュレータ」が５期連続で首位を守ったが、最近は毎年、王者が変わってきた。
ソース元：
YOMIURI ONLINE
日本のスパコンが米国のスパコンに抜かれて２位になったというニュースだけれど決して悲観したものじゃなく、むしろ日本のスパコン開発力の優秀さを感じるニュースだ。
１年ちょっと前、日本のスパコン「京」が１位になることさえ疑問視されていた。今回１位になった「セコイヤ」が下馬評では１位であったからだ。ところが「セコイヤ」の開発は遅れに遅れ、「京」が２期１年間もの間、１位の座を獲得した。設計思想、予算からいって「セコイヤ」は圧倒的であり、「京」が１位を獲得し、そして「セコイヤ」に抜かれた後でもそれほど大きく引き離されていない事実はいかに「京」が優秀であるのかの証だ。
１京５１０兆回/秒の「京」に対して、「セコイヤ」は１京６３２４兆回/秒の演算処理能力。6000兆回近くもの差を空けられていると思われるかもしれないが１年以上も先に完成していたスパコンがこの位しか最新型に離されていないことはむしろ驚くべきことだ。この時点でまだ2位である日本のスパコン、また1位奪還の日が必ず来る。
「京」を低予算スパコンというのは言い過ぎかもしれないが、実際問題として「京」は米国や中国のように国が全面バックアップしているスパコンとは話が違う。逆に民主党政権になってからというもの、理化学研究所はこれでもかというくらい足を引っ張られている。それは皆さんもご存知のことだろう。あの仕分け作業を今振り返ってみると本当に日本破壊計画だったのではと思ってしまうほど酷いプロジェクトだった。
ソース元で
赤字にした部分を当時の仕分け人たちは仕分け作業中には知らなかったことは明らかだ。スパコンがただの大きなパソコンとでも思っているかのような態度でスパコン開発事業を叩きに叩いたのだ。そしてただ叩くだけではなく、わざわざイヤミを言って自分たちの馬鹿さ加減を露呈したのだ。当時、日本のノーベル賞受賞者の博士たちが一斉に仕分け作業の愚かさについて声を上げた理由はこのままでは日本が危ないと思ったからに他ならない。技術立国である日本がスパコン開発を止めるなんて自殺行為であるからだ。
ダメだ！
蓮舫が「スパコンは高速になるほど、実験の難しい複雑な現象などをより精密に模擬することが可能。基礎科学のほか、航空機や医薬品などの産業では開発の時間と費用を劇的に節約できる可能性を秘める。」という技術開発の基礎中の基礎を知らなかったことはこの発言で明らかだ。今もってこの件についての自己の無知さを認めていないこの国会議員は、素直にあの「仕分け作業」は仕分け人というズブの素人たちが日本に必要なことまでも滅茶苦茶にして国力を削いだと認めるべきだ。スキャンダルやら問題行動やらばかりが目立っていったい政治をやっているのかどうかも怪しい議員に「2位じゃダメなんでしょうか？」と言われたスパコン開発者一同には本当に同情している。
この無責任な議員は、こんな質問をしている時点でスパコンについての仕分け作業をする権利さえ持っていないことの証明となっている。本当に信じられないことだがこの質問をしている時点でこの議員は「スパコンは高速になるほど、実験の難しい複雑な現象などをより精密に模擬することが可能。基礎科学のほか、航空機や医薬品などの産業では開発の時間と費用を劇的に節約できる可能性を秘める。」ということを知らなかったのだ。世界一になればそれだけ様々な産業も世界一を狙え、開発費用もスパコンの性能が高ければ高いほど抑えることができるということを知らないで「世界一になる理由」を質問している。計算速度が速ければ速いほどどのような製品の開発期間も短縮できる。開発期間の短縮はそれすなわち開発費の抑制かつ国際競争力の向上だ。機械も薬品も既存のものよりも性能が劣る価格の高いものが売れるはずもないのだ。蓮舫は新製品の横にある型落ちの製品を新製品よりも高い値段で喜んで買うのだろうか？本当にこんな単純で簡単なことすらも勉強しないで仕分け作業に臨むとは仕分けされた側にも国民にも失礼千万だ。
余談だが、今回1位となったローレンス・リバモア国立研究所の「セコイヤ」は軍事利用されているはずだ。極秘事項ではあるだろうが核兵器のシュミレーションのために開発された側面がきっとあるはずだ。ローレンス・リバモア国立研究所とはそういうところなのだ。そういう面でも日本人としては燃えてこないだろうか？核兵器開発を進めるスパコンに対して気象予測や人の命を救う薬品や世の中を便利にする製品開発に貢献する「京」などの日本のスパコンたちが少ない予算で互角といっていいほど米国の軍事開発用スパコンと渡り合っているのだ。尚更、２位ではダメだと思えるはずだ。
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