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東京電力は10日、福島第1原発事故当時、本店に菅直人前首相らが乗り込み、同社幹部らを叱責(しっせき)した場面を記録した社内映像を公開するかどうかについて、今月中にも判断するとの考えを示した。
映像は本店と第1原発を結ぶテレビ会議システムで録画。公開を求める声が強いが、東電は社内資料で、作業員らのプライバシーの問題があるなどとして公開していない。
10日の会見で松本純一原子力・立地本部長代理は公開するかの判断について「何カ月もかかるという事態ではない」と述べた上で、プライバシーについては作業員の顔にぼかしを入れるなどの対応を検討するとした。(共同)
ソース元: nikkansports.com
国家の危機の重大な原因となったとされる映像の公開についての判断はもはや東電に権限があるとは到底思えない。尖閣ビデオと同様にして、この映像はまさに国民の知る権利だ。東電側の作業員の顔にぼかしを入れるのはなんら問題がないだろう。国民が知りたいのは当時の内閣総理大臣である菅直人がどのようにして原発事故発生直後に障害となったのかだ。
菅直人にとってもこれは公開すべき映像だろう。映像が公開されていない今の段階では菅直人が事故直後に現場を荒らして事故対応の足かせになったという認識が広く伝搬されている。もしこの映像で菅直人が至極まともな対応をしており、当時の日本の指揮官として充分だと判断されるような証拠が残っているのならば今の評価がひっくり返るかもしれない。今の評判のとおり菅直人が発狂して現場をかき乱している映像だったとしたら、それはそれで菅直人は元総理として、そして人として日本に与えた甚大なダメージへの罪を償う人生に入るべきだ。もう政治家なんて諦めるべきだ。何十万人、何百万人もの未来を悪い方に変えておいて自分の今後なんて考えることがどうかしている。人として愚かなことは罪とまでは言えないが、政治家、ましてや国家元首が愚かなことは罪だ。なにしろ国民が死ぬのだから。
この映像の即時公開を望む。