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「近い将来信問う」=解散時期で自民に妥協案-3党首会談を要請・民主(時事ドットコム) 民主党は8日午前、自民、公明両党と国会内で国対委員長会談を開き、消費増税関連法案の参院採決に応じる条件として、自民党が野田佳彦首相に衆院解散の確約を迫っていることに関し、「増税法案の成立後、近い将来国民の信を問う」との妥協案を提示した。民主党は3党党首会談を同日中にも開催することも提案。自公両党は持ち帰り、応じるかどうか検討に入った。(後略)
「近い将来」などという曖昧な答えを携えて帰ってきた自民・公明の両党の執行部は間抜けだ。ガキの使いじゃあるまいし、こんな回答を持ち帰ってくるとは情けない。期日を明言していない「近い将来」ではなんの保証にもなっていない。あの息を吐くかのように嘘をつく民主党議員たちの約束なんて信用度ゼロだ。民主党の言う「近い将来」なんて近くもないであろうし将来にあるのかどうかも怪しいものだ。野田政権がその「近い将来」をいつだかも決めていないのは明白だ。このままグダグダにして来年の8月まで延々と先延ばしにするかもしれない。
自民党執行部は増税さえ実現すればもはや政権奪還などどうでも良いかのように動きが鈍い。むしろ戦いたがっていないかのように見えるほどだ。もし自民党執行部が衆院と参院の同時選挙で一気に両院の過半数獲得を狙ってねじれ国会を避けたいと思っているのならば考えが甘い。今この時に増税優先で民主党と談合するような政党が多数の議席を獲得できると思っているのならば民意を理解していなさ過ぎる。既に無駄を省く前の増税に加担し、原発事故により過去数十年の酷く利権ありきのエネルギー政策に終始していたことがバレている自民党は自民党が考えているほど支持されていない。
今一番求められているのは自民党でもなく、勿論のこと民主党でもなく、第3の政党だ。国民の多くはまだ見ぬ第3の政党にこそ希望を抱いている。自民党が支持されている理由の多くは「民主党よりもマシだった」ことがこの3年間で実感されたことであって、あくまでも「マシ」という扱い程度に留まっていることを自民党の上から下まで恥と捉えるべきだ。優れているから選ばれているのではなく、最低最悪な政党である民主党よりはまともだと判断されているに過ぎない。そんな程度の評価で満足しているようならば自民党も先細りの一途だろう。今のような優柔不断な上に断固たる決意がカケラも感じられない谷垣執行部はたまには男を見せるべきだ。この3年間口惜しくなかったのか!臥薪嘗胆の日々だったのならば民主党に解散総選挙の約束を「近い将来」などと答えられた瞬間にテーブルをひっくり返して宣戦布告しているはずだ。情けないぞ、谷垣総裁!今、戦うべきだ!もし今、民主党政権を引きずり降ろしてくれるのならば国民の一人として自民党にではないが国には尽くせる。今までだって国に貢献してきた自負はあるが、もし今ここで民主党政権を終わりにしてくれるのであればもっともっと国のために頑張れる。それは望むところだ。どうかそのモチベーションを今与えて欲しい。