オスプレイ「魔物が来た」 沖縄一丸、政府に抗議(朝日新聞デジタル)という題名の記事にて掲載された写真。子供達はオスプレイの飛行を見て恐れおののき泣き叫んでいるんだそうな。ミジンコには楽しそうに遊具で遊んでいるようにしか見えないが・・・・・。
おそらくそういった泣き叫ぶ子供たちとオスプレイが一緒に写っている写真を1枚も撮影できなかったのだろう。掲載写真と記事の内容がここまでかけ離れた新聞記事もなかなか無い。
オスプレイをとにかく批判するマスコミやどこの市民だかも分からない市民団体にはオスプレイは魔物として目に映るようだ。ドンキー・ホーテが風車が怪物に見えて闘いを挑んだことと同じようなものだ。まともな感覚の人々からしたら「アイツはなにと戦っているんだ?」ということになる。
例えば自衛隊を批判するマスコミや各団体、更に言えば自衛隊を暴力装置などと呼んだクソバカ政治家などにとっては「自衛隊=怖い」ということらしい。その感覚は理解できないが、ほとんどの日本人にとっては自衛隊は救助部隊の側面を持っており、災害時などには紛れもなく自分たちを救出してくれる組織だ。特に東日本大震災での自衛隊の姿を見てきた我々日本人にとってはそういう「自衛隊=救助活動・災害支援」というイメージが強いはずだ。
このオスプレイは海兵隊に所属している。海兵隊も自衛隊と同様にして被曝のリスクもなんのその、震災のときには率先して救助活動に従事してくれた。日本政府がノロノロと対応しているときに米海軍はいち早く空母を派遣し救助活動のための海上基地とし、輸送機や輸送ヘリを休むことなく被災地に派遣していた。本当に何日も何日もだ。被災地の空港の土砂をあっという間に撤去した重機を海兵隊がどう運んだのかといえば大型のヘリなどによる輸送だ。空港機能が早期に回復したことは後に大きな被災地支援につながっている。先ずは空港機能の回復を迷うことなく実行に移した米軍の判断力の早さに脱帽した。当時はまだオスプレイは日本にいなかったので被災地から遠い米軍基地からは中継地点無しでは重機は運べなかった。このことを口惜しがっているオスプレイ・パイロットが日本に今はいるのだ(本当です)。日本人ではなくてアメリカ人の米軍士官が震災当時にオスプレイがあればもっと迅速に救助活動ができたはずだと口惜しがってくれているのだ。これをオスプレイは魔物だと見る人々はどう捉えるのだろうか?今ならば沖縄からだろうがオスプレイは日本のどこにでも給油なしで、しかもヘリよりも高速で被災地に到着できる。これはとても頼もしいことではないだろうか?避けられないであろう次の大震災が起きたときに被災者たちは救助チームや物資を運んでくるオスプレイを魔物と見るだろうか?ミジンコにはそうとは思えない。自分が被災者だったらオスプレイの姿を見たら安堵し感謝するはずだ。実際に東北の被災者の方々は海兵隊のヘリに涙を流して手を振っていた。東北の被災者たちが食糧や医療品の入ったダンボール箱を運ぶヘリの搭乗員たちに涙を流しながら抱きついたり握手したりといった動画や写真を何度も見た。政府の対応が後手後手にまわっていて自衛隊が思うように動けなかった上に震災の被害が余りにも甚大だったので震災から数日経っても被災地への物資輸送は完璧とは言い難い状況だった。そんな時に物資を運んできてくれた米軍のヘリが魔物に見えたはずがない。オスプレイだって魔物に見えるはずもないのだ。
[35回]
PR