ジャイアント馬場さん用のサイズまで用意してあったとはクロックスはそつがない。いやこれは16文どころじゃないか・・・・。
余談だけれど、馬場さんがドロップキック(若い頃はしていた!)をすると実況はドロップキックとは呼ばずに(片足サイズ16文×2として)32文ロケット砲と呼んでいた。あんなの受けても試合続行できていた受け役の外人レスラーたちも怪物揃いだった。
更に余談だけれど、昔のプロレスはやたらと日本人レスラーと外人レスラー(ほとんどがアメリカ人)の対立軸を作って日米対決といった感じで盛り上げていたけれど、実際のところは日米のレスラーたちの仲が良かったことは有名な話。二十数年前に特に印象に残ったのはザ・ロードウィリアーズというモヒカンで筋肉の鎧という映画「マッドマックス」から出てきたようなすんごい強いコンビが来日。勿論、ある程度の演出はあるとはいえ、ロード・ウォリアーズは強すぎて時折相手の攻撃が効いているフリをしている感じがバレバレでプロレスとしてはどうかと思った。アメリカでもほとんどのチャンピオンたちをあっさりと倒してしまっていて興行としてはなかなか使い辛い感じになっていった感があった。
当時、スロー過ぎて小学生でも避けられるとネタにされていた馬場チョップをロード・ウォリアーズが二人とも受けたときのこと。二人とも七転八倒して大ダメージをアピール。見た目は悪魔みたいな二人組だったが馬場さんが強いということをアピールするために馬場さんの攻撃にはアメリカでは見せたことがない「うああぁぁああぁぁぁっ!やられたーーっ!」といったアピールを終始していた。不器用だったけれど馬場さんに敬意を払う良いヒール役たちだった。ちなみに彼らそっくりの二人組みは漫画「北斗の拳」にも登場している。余りに危険な兄弟なために監獄でコンクリートで固められて頭だけ出ている状態で初登場している。そして自分たちの命を惜しまずに主人公ケンシロウたちの側につくという見た目は凶悪だけれど本当はイイヒトたちという描かれ方だった。北斗の拳の作者もロード・ウォリアーズのことをよく分かっているんだなと思った。
[11回]
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