
クルマの中で放置されて熱死したZIPPEIたちの写真集の表紙がコレ。何度かこの問題を取り上げてその後の番組の姿勢も注視していたが関係各位は「悲しい」とは言うものの1度もZIPPEIたちに謝ってはいない。謝ったら加害者と認めることになると誰かにアドバイスでもされたのだろうか?
表紙の左上に描かれているホットドックの絵に批判が多数出ている。まぁ、なんというか、表紙のデザイン云々以前によくもまぁこんな写真集を出版するものだと呆れ果てている。この写真集の売上が犬たち7頭をも熱死させた飼い主や日本テレビへの利益となるのかと考えるととてもではないがこの本を買おうという気になるはずもない。大体、番組の都合で声帯を除去されて最期には車中で熱死という犬たちのことを思うと掲載写真の数々を正視することも難しいことだろう。
ミジンコは犬に囲まれて育ったが実は犬を次に飼うに至るまでに15年ほどのブランクがある。まぁ、ストレートに言ってしまえば社会人になってからは犬を一生飼うつもりが無かったのだが出張から帰ったら犬がいたのだ。その時にミジ妻は家にいなかったので、なぜ家にいるのか分からない犬と明け方まで猛烈に遊んでいたら犬と気が合った。預かっている犬かと思ったので懐いちゃって困ったなと思ったら朝帰りの酔っぱらいが「それウチの子」と一言残して化粧落とさないまま寝た。
犬を買うことには抵抗があった。子供の頃に犬を看取ったことが十数回もあるからだ。ブリーダーの家だったけれどいわゆる処分対象となるような障害のある犬たちを全部処分しないで育てていた家だったので本当にたくさんの犬たちがいたのだ。片目が不自由な犬、足の長さが左右で微妙に異なる犬、コンテストには出せない犬(別に障害ではないが体型が良くないとされる犬)など全て最期まで家族だった。もう犬が死ぬのは懲り懲りで絶対に犬は飼いたくないと宣言していたのにミジ妻が「本当は犬を飼いたいんだろう!」とミジンコへの相談無しに犬を飼い始めたのだ。ミジ妻へのお説教をしながら犬の腹をワシャワシャとかいていたら、当初の「ペットを安易に飼うべきではない」だったテーマが「おい、コイツ、ノミがいるんじゃね?(ノミのフンで分かる)」となり「こちらに来る前に予防接種をどこまで済ましているのか?」となり「2人とも不在がちなので世話をしてくれるハウスキーパーが必要だ」となり、皆さんご存知のハウスキーパー1号2号との出会いとなった。その後、犬も増え、ハムスターも加わり(既に逝ってしまいましたが・・・・)、なんでかハウスキーパーたちや犬たちがいる方がお互いの両親たちが遊びにくる機会が増えた。DINKSの典型と言われていた我々が一気に大家族になったのは先ずは犬たちのおかげ。
家族を例え事故死であろうとも死なせてしまった家族がその亡くした家族の写真集を営利目的で発売するだろうか?そんなことは正気の沙汰じゃない。自分が死なせてしまった家族で商売なんか人としておかしい。まともな神経、そして罪悪感があれば、そんな行動に出られるわけがない。ましてやこのZIPPEIたちの死に関しては飼い主やZIP!という番組の過失が余りにも大きい。いったいどういう気持ちでこのような写真集の発売に至ったのか?もうZIPPEIたちを飼っていた業者も番組関係者たちも動物を飼うということは止めて欲しい。そんな資格がないことはもはや明らかだ。
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