株や為替に携わっている方々には本日起きたことは釈迦に説法だろうけれど喜びをかみ締めるために記事に致すことに。
日本の景気回復が今日から始まったと言っても差し支えないと判断する。今朝からの株価の急上昇、円安の加速を見るに次の政権は安倍総裁でほぼ確定と市場が見ていることは間違いない。そう日本の景気が回復、いや復活するまで断固とした決意で金融緩和を実行するという安倍総裁の声明に市場が素直に反応したのだ。本日、これでやっと日本の景気が回復するかもしれないと感じた人々は少なくないはずだ。
日銀もその日銀に指示を与える立場である民主党政権も日本の景気回復への道をわざわざ逆行することばかりをしてきた。民主党がゴリ押しで選んだ日銀・白川総裁はまるで日本の円高を歓迎するかのような施策しか行わず、それを批判するどころか一緒になって円高への対策をわざと怠っているかのようだった歴代の民主党財務大臣たち。まさに日本破壊計画だった。
安倍新政権の発足が近いと見た市場は正直だ。株価は一気に上昇。「上海 -1.22%」「韓国 -1.23%」と株価が大きく下がる中、「日経 +1.90%」と大幅な上昇。これで息を吹き返した企業や投資家たちが更に日本市場にお金を投入してくれる。これは大きい。民主党政権後には一度も感じたことが無かった日本市場の回復の息吹きを感じた。
ずっと77円~80円あたりを行ったり来たりしている間に日本の輸出産業に壊滅的なダメージを与えた民主党の無能・無策な為替対応もこれでやっと終わりだ。安倍総裁は円安をなんとしてでも実行に移すという為替市場の判断は、まだ政権を取っていない安倍政権(予定)が為替対策を実行に移す前に既に動いた。本日の円安は、今までのような結局は数日したら80円以下で推移する動きとはだいぶ異なって見える。どうも円安が本当に実現しそうなのだ。今まで倒産しないで耐え抜いてきた企業たちには賞賛の拍手を贈りたい。よくもこれだけ長いこと1ドル=78円なんてレートで潰れないで頑張ってきたものだ。そこが日本の底力だとは思うが本当にギリギリのところだったことは間違いない。解散が今月で助かった企業も多いことだろう。さすがに次の夏までは今の円高ではもたないという企業は少なくなかった。
今までの円高が異常だったのだ。アメリカや中国がハンデどころか自分たちの都合の良いように為替を操作している中で日本政府だけはわざわざ日本企業に辛い戦いを強いていた。そりゃ日本のメーカーが悲鳴を上げる。もし今の円がもう少し、贅沢は言わずに86円程度であれば日本が誇る家電メーカーであるソニーもパナソニックもシャープも現状ほどの苦境には立たされていない。
理想を言えばそりゃドル円が100円、夢を言えば120円なんてレートになればそれこそ日本経済復活が急加速することだろう。そこを政治の力でサポートするべきなのだ。今まで民主党はなにしてくれてやがったんだ!と円安が進めば進むほど日本人は実感することだろう。
株価が上昇、円安がフェアな値(90円以下なんて不公平過ぎる!)となっていけば先ずは皆さんの給料、時給が上がる。雇用も増加する。本来は3年と3ヶ月ほど前には実現していたことがやっと叶うということだ。あの悪夢だった総選挙と同じ時期のTOPIXは明らかな上昇を示していた。ところが民主党政権発足後にそんな景気回復の兆しはかき消されその後の日本の景気は皆さんもご存知の有様だ。これだけでも民主党は即時解散すべき立場であったのだが延々と3年以上も政権の座に居座るという万死に値する厚顔無恥さ。この間に経営難で自殺した経営者たちは数千、いや1万人を超えるのではないだろうか?円高があと数円進まないでいれば助かった人たちは山ほどいるはずだ。民主党の議員たちは今日もメシが喉を通っていることだろう。首相からして栄養万点な感じだ。民主党議員たちは自分たちが足を引っ張って日本で頑張っていた会社を潰し自殺者を増やしていったという自覚があるようには見えない。本当にその無神経さに腹が立つ!
日本経済の復活の狼煙が上がった。敢えて苦言を言うならば、国民一人一人も政治に頼るようなことを言うばかりではなく自分たちが日本を支えていくという気概が必要だ。安倍政権が失敗に終わったときでも磐石の体制で臨みたい。政治主導というよりも国民一人一人が主導していくことこそが日本らしい民主主義だ。大体、政治が足を引っ張りさえしなければ日本は大丈夫なのだ。日本人は強く、日本の会社も強い。民主党政権のような常軌を逸したハンデ戦を強いられなければ日本は自然と強い経済を維持できる国だ。
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