日本未来の党にまるごと吸収された国民の生活が第一。ゴミが掃除機にすべて吸引されたら掃除機から異臭が漂い始めた段階のようだ。その内、その掃除機は中国産の製品のように爆発して中のゴミたちも霧散することだろう。
そんな限りなく小沢新党である日本未来の党が「年間31万2千円を中学生以下の子供のいる家庭に支給する」という政策を発表した。31万2千円を12で割ると2万6千円。つまり月額にすると民主党がマニフェストで約束したものの1度も実現できなかった「子ども手当て 月額2万6千円」とまったく同じ支給額となる。あくまでも実現すればの話だが。今ほど赤字国債を発行してもおらず、国の借金も今ほど多くなかった3年前でもどこを探しても財源が無かった「子ども手当て」が絵に描いた餅にしかなっていないというのに、これから月額2万6千円のばら撒きをやれるはずもない。それでもこんな詐欺同然の公約でも”掲げておけば馬鹿な有権者が釣れる”と判断したということだろう。有権者が舐められているということだ。そりゃ確かにたった3年前に冷静に判断すれば真っ赤な嘘と分かりきっているマニフェストとやらを掲げたら本当に政権を奪えてしまった政治家たちが看板を変えただけの政党なのだ。詐欺は1度味をしめたらやめられないということだろう。
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中学生以下に年31万円 「未来」公約、小沢氏は無役職(朝日新聞デジタル)
まるでデジャブだ。「子育て応援券」を含む年間31万2千円の手当を中学生以下の子供のいる家庭に支給だとさ。信じられないことだが、いや信じたくないことだが、この公約を信じて投票するアホな親がいることも確かだろう。そんな本当に子育てができるほどの知能があるのかと疑いたくなるほどの親たちにも1票はある。このアホ親たちが3年でどこまで進化したのか人間の可能性を信じたい気持ちはあるが今回もまんまと小沢一郎たちに騙される人たちがいることだろう。もはやそこまでいくとそういうアホたちを被害者だと思いたくはない。むしろ加害者だ。真の被害者はアホに巻き込まれる多くの国民。
この日本未来の党が掲げる「卒原発」もたった10年で原発から代替エネルギーへのシフトを唱えていたり、もうファンタジーの世界でしかないのだが、同じくこの年間31万2千円のばら撒きも財源など存在しない無責任な政策だ。間違いなく「やってみたらできませんでした」という民主党のマニフェストの定番と同じ結果にしかならない。
子供は親が育てるものだ。支給金をアテにしないと子育てができない状況であるのならば初めから子供を生む資格がないということだ。少子化が叫ばれて長いのでこういった意見を公で言うことがなかなか難しいのではあるが遭えて言いたい。将来をまったく考えずに子供が育てられると考えた無責任な親たちを、睡眠時間もちゃんと確保できずに趣味の時間もお金も厳しい納税者たちが支えるなんて社会はフェアじゃない。そんな馬鹿な親たちを支えるくらいならば例え日本が少子化となったとしてもそれを受け入れて納税者から取るばかりの政策は破棄した方が大多数の日本人、つまり子ども手当てのような支給が無ければ子供を育てられないと称する親たち以外は幸せに近づける。
ちゃんと考えている親は子育てへの毎月の手当てがなくとも家庭は崩壊させない。他者のお金をアテにして子育てをしようとするなってことだ。給付金というと国が払っているという感覚に陥るが実際には他の家庭から徴収されている税金が元になっている。子育て支援をアテにしての子育てがおかしいと感じない親が子供に常識などをどうやって教えているのか想像するだけで恐ろしい。「貰えるもんは貰っておけ!」とか子供に教えていそうだ。
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