先ずは御礼をば。ブログ記事タイトルのとおり、本日、父が退院致しました。コメントや拍手メッセージにて皆様から並々ならぬ温かいお言葉の数々を賜りまして勇気づけられました。有難うございました。父は昨年もガンの手術をしており、今回も違うところのガンの長時間の手術から無事に戻ってきました。今、フツーにおでん食ってテレビ見てます・・・・って、おい!あんだけ説明を受けたクスリの処方を全て忘れてそばで聞いていただけのミジンコから教わるというアホ×10な父ですが、なんだか丈夫なようで結構大きな手術の後なのに僅か2週間ほどで退院となりました。実際、先生のご判断としても、ベッドよりも普段の歩行によっての体力回復が最善ということですのでイモトに負けないように南米最高峰のアコンカグアだとかマッターホルンを目標に(以下、妄想は略)
御茶ノ水からタクシーで「JR中央線の東小金井駅の方へ」と言ったときのタクシーの運転手さんの顔が晴れやかになったので少しは景気回復に貢献できたのかなと思ったりなんかしてw
入院時の荷物が大きなカバンで4つ分もありトランクに満タン。でも運の良いことにトランクがデカいプリウスのタクシーだったので余裕のよっちゃんイカ。
ちなみに首都高の料金を含めて1万円ちょっと。若い運転手さんの運転のキレが良くて料金がだいぶ安くなった模様。タクシーの場合、残念ながら運転が下手だったり迷ったりした方が料金が高くなるという不条理が存在する。逆にこちらの指示通りにテキパキと運転できる運転手さんに当たると料金が1割くらい安くなるときがある。こちらは「大通りじゃなくて狭い道ですみませんね」と運転手さんに謝ったけれど、「いえいえこんなのぜんぜん平気ですよ!ナビよりも良い道があったらどんどん教えてください!」と元気が良い運転手さん。道は詳しくなかったけれど、指示通りに全て行ってくれた。良い運転手さんにあたって気分が良かったので最後にチップを弾んでおいた。
自分で友人のクルマを借りて運転して行こうかと思ったけれど、タクシーで父の母校の前や内堀通りの桜(ほとんど散っていたけれど!)を巡ってもらってのタクシー帰宅はなかなかに心地よくて正解だった。
大塚アンゴルモアの大魔王がやけに優しさビームを発揮してスケジュールを調整してくれていたので明日からは猛烈ア太郎に仕事をせねば!望月小悪魔もやけに気をつかって予定を組んで同行してくれていたのは分かっていてそれに甘えてしまった。そんな望月がデートをするという情報をかぎつけてスズキックスなどダメ人間4名でチームを編成して望月と彼氏の間を「汽車、汽車、シュッポ、シュッポ!」と言いながら縄跳び列車(←分かります?)で突破したのはつい先週のこと。何度か計画を練ったものの毎回当日本番になると欠員が出てなかなか実現できなかった夢の鉄道だ。
望月は彼氏に対して我々の夢列車を「知らない人たち」と説明したらしい。なんという非情さ・・・・・。確かにこちらも武士の情けで望月の名前を呼ばなかったが他人扱いを本当にするとは酷い!ちなみにこの鉄道は代官山エキスプレスというのが正式名称。いつか警察に逮捕されるかもしれないので見るなら今のうちだぜ!(’_’)b グッ♪
今回の父の手術は医療チームの経験の豊富さと技術の高さ、そして病院の整った設備があってこその良い結果に。実はミジンコはその病院と以前から懇意であり、その病院は全国から入院患者と受け入れていることも存じている。国立病院として名実ともに日本の医療の先端を行き数多くの命を救っている。そのことを踏まえて考えさせられるのは、地方からこういった都内の大きな病院に入院・転院してくる患者さんの多さだ。難しい手術に関してはどうしても扱った症例数が多い病院で手術を受けたいと思うのは患者さんの当たり前の感情だ。集中治療室でオペ中の患者の家族の待合室にて(そこは携帯を使っちゃいけないのだが)携帯で喋っているお爺さんがいた。ホテルの予約を伸ばしたい旨をホテルに問い合わせていたのだ。話の内容が気の毒だったので携帯を使っていることを注意する気にはなれなかった。高齢の奥さんの大手術だったようだ。その待合室にいるということはそういうことだ。そのお爺さんの地元かせめて県内にでも大きな病院があれば・・・・とも思ったが症例によっては大病院でも扱えない可能性がある。こういうことでも東京などの大都市での一極集中を感じる。勿論、例外はあるが大都市、すなわち人口の多い、もっと直球で言えば患者さんがたくさんいるところでないと大きな病院、すなわちMRIなどの高額な設備投資をした病院の経営は難しい。人口5万人の町でMRI完備の病院なんて最初から倒産コースなのだ。
そこをなんとかしたい!ずっとそう考えていてミジンコの数々の医療関係の友人たちは耳にタコなようだ。MRIに限ったことではなくて、最新鋭のCTやロボット、HIMAC(ハイマック 重粒子線治療器=重イオン医療用加速器)などは一病院では負担し切れないほど高額だ。高額なんて言葉ではヌルいかもしれない。10億円以上する機器の数々だ。それをペイする術は今の日本の医療制度では無いといっても過言ではない。それでもそれらの機器が命を救うのだから本当はもっと日本の医療施設が買えるようにするべきなのだ。これはミジンコ的な過激な発言ではあるが結局は実現しなかった全国の高速道路無料化で民主党が触りの部分だけ実行した一部無料化なんかに税金を使うくらいだったら、超高額な医療設備を国が病院に買ってあげるべきだった。今からでもやるべきだ。TPP実現まではまだだいぶ時間がかかるのでそういった医療機器の価格はまだ安くはならないが導入までの段取りを考えるとTPPまで待つのは余りにも気が長い。今からやるべきだ。安倍政権にはこの部分でも期待したい。
実はミジンコはCTやMRIでも使用されている大容量画像を高速処理する半導体チップを開発するベンチャーを支援していた。投資ではなくて純粋に日本のメーカーなどへの橋渡しを無償で行っていた。そのチップのおかげで北米では医療機器は大幅に安くなった。なにしろそういう機器はチップ自体も並列処理で大量に使いそのコストは馬鹿にならなかったから、高性能で安いものが作られたときのインパクトは大きかった。で、その会社が嘆いたことが日本の医療機器の価格の高さ。北米からの輸送費だけでは説明がつかないほど日本では値上がりするのだ。理由は関税と日本にはエンジニアがいないので北米から技術者を派遣するという契約など諸々のことで価格が急上昇するのだ。関税は将来は心配がなく、そしてエンジニアも大量導入実績、つまり日本に大量に製品が出回るのならばそういう会社は日本支社を設立するので保守メンテ契約料は激減するのだ。しかも法人税は日本にも入ることになる。利権という意味でいえばミジンコはノータッチなのだ。それだからこそ日本人のミジンコがこういうことを主張することには幾ばくかの説得力を持つと考えて十数年に渡って医療機器開発の支援はしているが投資リターンを求める立場にはなったことがない。
アメリカではオバマ政権が進める国民皆保険制度に批判が殺到している。多くを払っている者が払っていない者たちの負担までしていられるか!という怒りの声が多いのだ。ここらへんはアメリカ人たちはストレートにモノを言うと思う。日本は既に国民皆保険制度がある。そこで高額な医療機器を国庫から負担するような制度ができたらアメリカ人なんてぶったまげると思う。お人良しにもほどがあると言われるかもしれないがそれはそれで日本人らしい制度だと思う。民主党が得た政党助成金は100億円以上だ。それは1円も国庫に帰ってこない。まだ使われていない分は民主党所属の落選議員たちの月々の生活費などにも使われている現状だ。そんな使われ方よりかはずっと有効な税負担のカタチが超高額な医療機器の税金による負担だと考える。今ある補助金だけではどこの病院でも設備増強が厳しい。総合病院のほとんどは黒字化するのも一苦労だ。実際、黒字化できない病院が多い。そこを国庫で助けてもそんなに批判がでるとも思えないんだけどなぁ~~~~?どうでっしゃろ?
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