デザイン会社の新入社員4名ともに同じ部署に配属。新人は今まではバラバラの部署(チーム)に配属となることが多かったのだけれど今年は新設の部署が人手不足なので全員そこで活躍してもらうことになった。簡単に言うとチーム1とチーム2があったところにチーム3を新設したようなかたち。チームごとに人の貸し借りがあるのでまったく独立したチームというわけではないのだけれど、一応おおまかに3チーム体制に。チーム3のチーフのユキノンが全員面接して採用した新人たちをそのまま彼女の下に配属。人が足りなさ過ぎて死にそうになっていたところに新人教育という過酷な状況になったような気もするがデザイン会社の新人ってなんだかんだで入社数ヶ月で即戦力になるのだ。元々、大学やら専門学校で実践的なことをやっている新卒が多い。これが法学部だとか経済学部だとかではそうもいかないのだろうけれど美術系の場合は「若い=未熟」といったわけではない。そうはいっても社会人のイロハはいきなり身につくわけもなく、またプレゼンなどはさすがに経験がモノを言う。
その新人くんたちがミジンコが大切に大切にデスクの上で飼っていた栗まんじゅうを勝手に食べたガッツとの口論を見て会社が好きになったとランチの席で直属の上司のユキノンに言ったらしい。
賞味期限が切れてから1週間ほど経ったMy栗まんじゅう。海外出張から帰ってきたら期限が過ぎていたんや・・・・・・。でも後で食べようと思って外出して戻ったらガッツのヤロウが「賞味期限が切れていたから食べておいてあげましたよ」といった上から目線で威張りやがったので「返せよー!俺の栗まん返せよー!」と言ったらガッツが「じゃあ、吐き出しま~す」とか仰りやがったので「おらー!こいやー!吐いてみんかい!」と応戦した。新人くんたちいわく「(上と下との)垣根がない」と感じたらしい。
しかし・・・・・上司のユキノンは分かっていた。あれは本当に賞味期限切れの栗まんを食われて口惜しがっているミジンコと賞味期限が切れるという大義名分を得るまで待ったハンター・ガッツとのガチの口喧嘩だったことを。
おかげでユキノンに「私のかわいい部下たちに見苦しい喧嘩を見せないでください!」とボク怒られちゃったよ・・・・・。ちなみにユキノンが口を滑らせて「栗まんくらい買ってあげます!」と言ったのでミジンコとガッツで「やったー!」とヒーローズのマシオカポーズ。俺たちを見るユキノンの目が死んだ魚のようだった。つまり結論としてはガッツが悪い。栗まん返せ。
[20回]
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