上記の画像はAKB48運営側が称する総選挙とやらの中間順位発表だそうな。中間とはいっても実際は序盤の結果だそうでまだどうなるかは分からないとか。この結果をマスコミが総じて大きく取り上げていた。先週、あまりにこの話題を取り上げるマスコミが多いので記事にしようかと考えたが多忙が故に今となったがそれが丁度良かった。この中間結果を今もってメディアは大きく取り上げているからだ。国民的アイドルだかなんだか知らないが国民の自分としては最もどうでもいいニュースのひとつだ。画像をクリックして拡大して見て欲しい。とてもトップスターとは思えないメンバーの容姿に絶句。更に新曲でメンバーが歌って(?)踊っているところを見たがそのダンスの酷さといったら放送事故かと思ったほどだ。撮り直しがきかないほどメンバーのスケジュールがタイトだったのもあるのか、はたまた何度撮り直してもダンスのレベルはあれが限界だったのか、まるでお遊戯レベルだった。
さて、ミジンコの趣味がAKBファンたちとはまったく別世界だということは置いておいて単純にモラルの話をしたい。特にこの総選挙とやらを連日報じる日本のマスメディアの倫理観についてだ。普段、マスコミは霊感商法だとか詐欺商法だとかを糾弾する立場だ。例え被害者たちが自分たちが被害者だと考えていない、気がついていない、果ては洗脳されているので犯罪組織を擁護してしまう被害者たちを救うべく世の悪を裁くというのが一応はマスコミが取っているスタンスだろう。変な壺を買わされた被害者がいればその壺を売った新興宗教団体を叩き、騙されたことに気がついていないまま適当なリフォームに大金を支払ってしまった被害者を取材する。それがいつもの日本のニュース番組だ。
日本では民主主義国家の選挙制度を侮辱するかのごとく「総選挙」と称したCD売上UPの戦略が大手を振ってマスメディアの中央を闊歩している。なんとCDについているアイドルたちと握手する権利をエサに同じ曲のCDを何百枚でも買わせようとする非常に倫理観の低い販売戦略だ。CDに費やした金額に応じてアイドルと一言二言話ながら握手する機会(時間)が増えるというアイドルに興味のない人々からしてみれば冗談みたいなCD販売手法だ。これが残念ながら当たっている。世の中には多額の出費を伴っても応援しているアイドルと会い、できればそのアイドルが民主的でもなんでもない売上競争であるはずの「総選挙」とやらの順位が上がることを望んでいる人々がいる。女性との接点が無ければ無いほどお金でアイドルと握手できる権利は「金額の問題ではない」ということになるのだろう。
この中間発表とやらの意図は明確だ。途中経過を発表することにより出馬しているメンバーたちには焦りと緊張感をもたらし更なるファンへの呼びかけ、要はCDを買えってことなのだがそれを遠まわしに言わせようとしている。そしてファンたちは自分たちが推しているメンバーの途中順位が分かった以上、それ以上の順位を支持しているメンバーに与えるべく動く。それはもっとCDを買うってこと以外には有り得ない。日本史上、空前絶後の大規模な霊感商法が行われているようなものだ。本来ならばマスコミはこの問題を取り上げて糾弾するべき立場であるのにあろうことかこの総選挙とやらをまるでお祭り騒ぎかのように取り上げている。これではマスコミも共犯者だ。
ファンは怒り狂うのだろうがAKB48にしろ、人気のももクロにしろ、他のアイドルグループにしろ、ファンは大多数が女性に縁遠い男性だ。それも年々そういう男性ファンの高齢化が進んでいる。ストレートにいえばモテない男たちなのだ。ミジンコはゲーム業界に二十数年前からいたのだ。アイドルヲタとゲームマニアはもろにその層がかぶるので少なからずそういう男性陣の悲哀は理解している。なにしろミジンコが作った女性キャラに本当にファンレターを出し、求婚し、仮想の彼氏や夫になる人たちなのだ。もう現実逃避の究極系だ。本来はそうやってどこまで追い求めても届かない恋愛、つまりはゲームキャラやらアイドルグループのメンバーやらを追いかけるエネルギーを自分の現実的な恋愛に注げば良いのだがそうはなかなかならない。そりゃそうだ。そういう届かない恋愛対象はお金を注いでくれる限りはファンを否定しない。相手から否定される可能性のない恋愛なんて本当はあるわけがない。確かにAKBの運営側はエグいところをついたとは思う。総選挙と称してキャバ嬢のような売上競争を全国規模でやれば莫大な利益が上がることだろう。倫理観が邪魔して普通はそれができないのだがAKBは実際にやった。そして踊らされるファンたち。
日本のニュース番組では司会者やコメンテイターがニコニコしてこの総選挙とやらの話題を報じている。モラルのカケラでも残っている大人ならば本来はしかめっ面をして「こんな悪徳商売は即刻中止にするべきだ!」と言うべきことだ。安倍政権はクールジャパン計画に500億円もの税金を投じるプロジェクトにこのAKB関連の世界発信も含めている。馬鹿げた判断だ。欧米や欧州の音楽市場にAKBが食い込めるはずがない。歌もダンスもレベルを語る以前の問題なグループに何百億円投じても世界で流行らないものは流行らない。ましてや毎年こうやって選挙と称しての消費者庁が動くべき販売手法を実践している運営会社なのだ。景気回復とともに日本のモラル向上も積極的に進めていくべき時だ。こんな倫理観の低い販売手法を社会が糾弾できるようでなければ日本はまだまだ何度でも民主党のような政党に騙されて国家崩壊のリスクがある国だってことだ。目の前で悪いことが起きているときは大人が「それはダメだ!」と注意、警告する世の中じゃなければ先がない。
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