菅直人が最近こちらの思惑に沿った良い仕事をしている。民主党候補への疫病神としてだ。いや祟り神というべきだろうか?
先日の小金井市議選、菅直人が応援演説に駆けつけた民主党の候補者は軒並み落選した。現職で長年市議を務めた民主党議員も漏れなく落選した。我が地元・小金井市の有権者たちもやっと重い腰を上げた。常に菅直人、そして民主党へ大量得票を与えていた小金井市もさすがに懲りたといったところだろうか。小金井市の立地条件と反比例する数十年に渡る発展しなさっぷりを見てなにも感じない方がどうかしている。企業誘致はほとんどなし、ゴミ処理場すら10年以上も建てられない無策っぷりだ。
そして都議選、菅直人の選挙区(←地元ではない)である武蔵野、小金井の両市で民主党候補者が落選した。かつては磐石ともいえた民主党の選挙区2つでの敗北だ。菅直人、そして民主党を自分の故郷から追い出すこと、これはミジンコの長年の悲願だ。残念ながら菅直人が小選挙区では敗れたものの比例復活というふざけた制度によって復活当選となってしまったので今もって菅直人は現職の国会議員ではあるのが無念だ。これもあの横粂なる民主党を比例当選したものの離党して選挙区までわざわざ移動してきた無責任な候補が反・民主票を当選した自民党候補と分けてしまったが故の菅直人の惜敗率の上昇だった。横粂さえ菅直人の選挙区にやって来なければ菅直人の比例復活は先ず有り得なかった。本当に無念だ。
菅直人の応援演説は民主党候補者にしてみればまるで味方による自爆テロのような事態となっている。民主党候補者たちは卑劣にも自身のポスターでの民主党という党名さえも極小文字で掲載してすぐには民主党所属の候補者だとは分からないように細工をしているというのに、なんと街頭演説で菅直人が堂々と公衆の面前、候補者の隣で原発事故の言い訳演説を繰り返すのだ。これは民主党候補者には痛い。民主党の候補者が街頭演説をしているときには僅かにはいた聴衆が菅直人が現れて演説を始めると聴衆がみるみる減り通行人も足早に演説の前を通り過ぎていくなんて光景は珍しくないとの書き込みを幾度も見た。実際、ミジンコが武蔵野市や小金井市で見た光景はまさにそれ。原発事故以来、もう菅直人の原発事故では自分が悪くないといった趣旨の演説の皮をかぶった言い訳三昧に皆がウンザリしている。投石などが起きないところは日本の民度の高さだと思う。これも甲状腺異常の数値がぐっと高まるであろう原発事故から5年という近い未来にはどうなることやら。日本の国民性として自分への直接的な被害よりも見ず知らずの子供たちだとしても幼い世代の被害への怒りの方が強いかもしれない。菅直人や枝野が今のような余裕を見せている状況はそう長くは続かないことだろう。
記事のタイトルを見て「おや?」と思われた方々も多かったことだろう。「良い仕事」という表現は合っていないかもしれないが、ここのところの菅直人の応援演説の効果は絶大なのだ。しかも嬉しいことに菅直人自身はこの応援演説へのやる気を失っていない。なにしろ暇なのだ。呼ばれればどこへでも行く可能性すらあるので、一部ネットでは民主党候補者の応援演説に菅直人を呼べば民主党の思惑とは違った方向の結果が出るであろうなんて意見も見かけた。ミジンコもその可能性は高いと思う。これは民主党候補者にとっては脅威だろう。なにしろ内容はどうあれ一応は内閣総理大臣を務めた党の幹部が応援演説に駆けつけるというのに断るわけにはなかなかいかない。ところが断らないとその候補者は票を激減させるのだ。まさに避けられない呪いをかけられたようなものだ。これも全て日本破壊に邁進していた民主党の因果応報というものだろう。
頑張れ、民主党の疫病神!
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