レンタカーで空港からホテルまでの道のり。いつものごとく途中でスーパーマーケットでお買い物。大量の水とストレス解消用にアメリカ流の超甘いお菓子の数々を購入。あとスポンジケーキの中に甘い甘い甘いクリームが入っているやつも買った。実はアメリカでお菓子屋やカップケーキ屋なども手伝っているだけではなく大手の製菓メーカーの商品開発・デザイニングも長いこと携わっているので「アメリカの甘いお菓子」を無視して通るわけにもいかないという理由もある。自分がその分野を好きにならなければ良い発想も生まれないしデザインを頑張れないのだから。
とは言ってもカロリーがあんまりにも高いので連日お菓子は食べられない。食べると決めた日オンリー、スーパーマーケットで馴染みの店員さんに売れ過ぎ商品を教えてもらい大人買いする。カゴ2つ分くらいお菓子を買い、それらを少しずつ食べて後はホテルを出るときにチップの横に(安全と責任の所在を明らかにするために)自分のサインを入れて置いていく。日本に持ち帰る場合もあるがこの時期はチョコレートやキャンディーバーはえらいことになるので止めておくのが吉。以前に箱詰めのチョコレートを免税店で10箱買って手荷物として頑張って運んだが恐らく真夏の成田から東京まで帰る途中でデロンデロンにチョコが溶けて箱を開けたら20粒ほどのチョコが並べられていたはずが1枚の巨大な板チョコになっていた。その大きすぎる板チョコ10枚を会社に持っていき各自、自分で砕いてくれと頼んだら「おまえのでっか過ぎだろ!」とか「アタシこの大きいのね!」とかなんだか大人の会話とは思えない醜い争いが聞こえてきた。だから夏場のチョコはいかん。
スーパーマーケットを出て・・・・・出て・・・・・出たけれど自分のレンタカーどれだか忘れた・・・・・・ガクッ!
普段好んでフォードのエクスプローラーという四駆を借りているんだけれど今回は適当にミドルサイズ(中型車という表現なんだけれど日本での3ナンバーくらいデカいのも含む)という指定しかしなかったのでハーツ(レンタカー会社)の駐車場にはなにかのセダンが停まっていた。そのなにかがなんだったんだっけか・・・・・。
キーを見て車種を確認・・・・・ってキーに車種書いていないやつだったよ、ママン。ともかく日産車だということは分かった。日本ほど日産車は多くないのですぐに見つかるかなぁと思ったけれどアメリカのスーパーの駐車場は広大。降りたときにすぐ電話がかかってきたのでイマイチどこに停めてどう歩いてスーパーの入り口に辿り着いたものやら記憶がなっしんぐ。どーすればいいんだー・・・・・。
とりあえず、キーの赤外線を適当に照射。いろんな方向に向かってビーム照射。うんともすんとも言わなーい!そこへ現れたカートを整理する係の若者。アフリカ系アメリカ人で背が高いイケメン君だ。「自分のクルマがどこにあるのか分からないんだー」と涙目なミジンコ。「Oh OK、サー、車(車種)なんですか?」と青年。「そ、それが日産車としか分からないんだー」とミジンコ。その説明だと不審過ぎるのでレンタカーでまだ乗ってから30分だったことを説明。青年は日産車を見たような気がするとのこと。たしかあっちと駆け足で見に行ってくれた。「サー!このクルマでは?」と青年。ミジンコがキーからビーム照射!ピピッ!いたよ、このアルティマさんだよ、ボクのクルマ!
ミドルサイズのクルマを指定するとアルティマを用意しておくアメリカのクルマ社会ってどーなのよ!と責任転嫁。どー見ても大きいでしょうがあのクルマ!中型車探しちゃったよ、もうっ!ともかく青年のおかげで猛暑の中、クルマをすぐに発見できた。青年いわく、半ドア・半窓で盗難というケースもあるのでカートを回収するときにお客様のクルマをよく見ているんだそうな。だから車種も結構覚えているとのこと。青年に心ばかりのチップを渡してお礼を述べた。
今度からクルマを担いでスーパーに入る所存。それで解決。
[17回]
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