ミジンコラム | 画像をちょっとだけ斬る! | ニュースをちょっとだけ斬る! | ハケンジャーたちよ、聞け! |
3年ぶりに会社のみんなと隅田川の花火大会を・・・・・・
花火大会を・・・・・・
花火をぉぉぉぉぉぉ・・・・・・
おぉぉぉおおおぉぉぉぉ・・・・・・
おーおーおーおー・・・・・・・
雨が横から降ってきてたよ・・・・・・
ともかくみんなでビショ濡れになるために出掛けたようなもの。誰も怪我をしなかったことだけが良かった。
序盤だけしか花火大会は開催されなかったけれど雨の中でもちゃんと花開く花火は見事でござった。あれだけ見られただけでも満足。
都市部の豪雨の激しさは温暖化の影響というよりも都市開発のツケがまわってきているせいらしい。アスファルトとコンクリートで固めた都市部が局地的な集中豪雨を生み出すメカニズムを作ってしまったとか。ツケにしてもデカい。今後、ずっとこんな感じで夏は集中豪雨に悩まされるのかと思うと経済的にも大きな足枷になる。集中豪雨があるかと思うと外出を控える人々も増えるのだから、行楽地やイベントなどへ大打撃だ。
都市開発を否定するつもりもなく、むしろ経済効果を考慮すると開発は大賛成なのだけれど、緑地と共存するような都市開発を考えなければ夏は外出が命がけなんてことになりかねない。将来はシャチグルミ、イルカグルミ、サメグルミ、海ガメグルミなどが外出時に必ず着なければならないといった条例の施行もあることだろう。ムフ♪
建造物の屋根などを緑化する試みは既にかなり試されており、本当に全ての建造物の屋根を緑化すると現在のようなゲリラ豪雨を緩和できるかもしれない。問題はソーラーパネルとの共用なのだ。太陽光発電用のパネルの設置場所としては屋根は最適だ。その屋根は設置場所として緑化とモロにかぶるのだ。緑化した屋根の部分部分はソーラーパネルといった共存モデルも既にあるのだが、勿論、それは両者が充分な場所を確保できないケースも想定される。とても悩ましい事態だ。
都内では例の山本太郎の選挙活動で原発反対を叫んでいた若者が一時的に増えたように見えた。彼等は常日頃から経済活動に支障をきたさないエネルギー確保と環境問題の両立に苦悩したりしているだろうか?もしほんの少しでもそういうなかなか解決できない問題について悩んだ経験があると原発反対論者だとしても早計には「今すぐ原発を止めろ!」とは叫べないものだ。代替エネルギーについて具体的な提案ができない以上、軽はずみに経済を停滞させるようなことは言えないからだ。なにしろその経済の停滞で命を絶つ人々が万を超える。「原発を止めろ!代替案はあんたたちが考えて!」というのが今のやたら目立とうとしている原発反対派たちだ。叫ぶだけなら簡単なのだが真の大人はそこまで無責任になれない。「反対!後は知らん!」と真顔で言えるその神経は太いと思うのだが放射能について根拠のない風評だけでも国外脱出(でも結局出ていかない)などを唱えて恐れ慄く。神経が太いのか細いのかはっきりして欲しい。
ゲリラ豪雨の元となる雲をなるべく発生させない都市部作りにも電力は必要なのだ。それを原発抜きでやっていくにはまだ他のエネルギー源が心許無い。太陽光も太陽熱も地熱も風力も原発が生み出すエネルギーには遠く及ばない上にエネルギー変換効率の壁は厳しいほど高い。悲しいかな、原発の代替として一番有力なのは火力発電だと見ている。しかしながら火力発電所が生み出す熱はそのままゲリラ豪雨雲の原因となっている可能性大だ。
つまりすぐに原発を止めろという案はまったくもってナンセンスで原発や火力発電でなんとか他の代替エネルギー開発を推進し、緑化都市開発を進め、電気自動車の普及などで「今よりはちょっとだけマシ」な環境を整えていくしかない。ハイブリット自動車の普及だけでも排気ガスはだいぶ軽減できている。環境にリスクがある原発や火力発電であろうがそれと我慢しながら上手く付き合い、僅かながらでも環境に優しい技術の普及に努めていく、これこそが静かで緩やかな活動ではあるが本当の反原発活動だ。数年先の実現は無理かもしれないが長い目で見れば今は原発に頼ろうとも電気自動車が当たり前になり、都市部が近代化(緑化)される未来はある。今あるような恐るべき都市部の集中豪雨は防げるようになるかもしれない。