【ソウル時事】11日の聯合ニュースによると、韓国のアシアナ航空は、7月に米サンフランシスコで着陸失敗事故が起きた同社航空機の乗客に対し、1万ドル(約96万円)の「前払い金」を渡すことを提案した。
アシアナ関係者は「治療費などのために取りあえず支払う最低限の金額」と説明。乗客291人中、負傷の有無にかかわらず、生存者全員に支払う方針という。
ただ、
受け取りの条件として「航空会社を相手に訴訟を起こさない」との内容が含まれているといい、支払いがスムーズに進むかは不透明だ。
ソース元:
Yahoo!ニュース 時事通信
航空会社が公然と口止め料を提案している・・・・(唖然)
アシアナ航空には顧問弁護士がいないのだろうか?「訴訟を起こさないこと」を条件に一時金を被害者に支払うという姿勢が陪審員制の米国でどのような結果を招くのか弁護士ならばアドバイスのひとつもしそうなものだ。まったくもっておかしな航空会社だ。今までも社長や機長(事故を起こした副操縦士の指導官)、そして事故の直接の加害者である副操縦士のいずれもの発言、証言が犠牲者たちと遺族や事故機の生存者たちの気持ちを踏みにじるような言い訳三昧であった。この金を渡すから訴訟をするなよという態度でアシアナ航空全体の企業体質に大きな問題があることが明らかだ。
生存者からしてみて命の危険があった事故の被害者が訴訟を起こさないと航空会社と約束を交わしたら前払い金と称した1万ドルで割に合うものだろうか?今後、後遺症が出たとしても航空会社に賠償金訴訟を起こせなくなる1万ドルだ。それに後払い金があるのかどうかも不確かな1万ドルではあり、そもそも前払い金の1万ドルも本当に支払われるのだろうか?前払い金1万ドルを分割で何年もかけて支払うなんて姑息な手を使うんじゃないだろうか?アシアナ航空ならばどんな手を使ってきても不思議ではない。
犠牲者を出した航空機事故でこの航空会社の態度は酷過ぎる。こんな航空会社が今もって運行を続けようとしているその態度がおかしい。これではまた次の事故は起こってしまう。
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