安倍政権がNHKの改革に乗り出した。今まで散々偏向報道に終始していたNHK側はその事に反対し戦々恐々としているようだが自業自得だ。
NHK経営委員に作家の百田尚樹氏ら5人(うち再任1人)を充てる人事が国会の同意をうけ、経営委員会の顔ぶれが変わったとのこと。新任の4人は百田氏をはじめ、哲学者の長谷川三千子氏ら、いずれも安倍首相と近い間柄なのだそうだ。この人事刷新について安倍首相によるNHKの私物化だと野党は抗議している。私物化もなにも当然のことを政権与党がやっているだけのことだ。どんな組織であろうともその抜本的な組織改革を行うときに近い筋の人物を送ることは改革を断行する上で必要なことだ。むしろ野党は馬鹿なんじゃないか?組織改革を行いたいところに遠い筋の計画を無視するような人物をわざわざ送って改革の遠回りをする方が時間もお金も無駄になる。別に政治の世界だけでなく、組織改革の初手で近い筋の人物たちの助力を願うことは珍しくもなくむしろ当然のことだ。こういう点でも日本の野党の質の低さを実感する。実務をやったことがないんじゃないかと疑いたくなるほどだ。
その渦中のNHKの報道姿勢がまたしても中立性も公平性も欠いたものだ。ミジンコが視聴したどのNHKのニュース枠でもオスプレイがフィリピンの災害支援で大活躍しているという事実を報道していない。まだまだフィリピンには大変厳しい状況ではあるが各国の支援は続々としかも大規模に送られている。勿論のことアメリカはオスプレイを有効に使っての支援を行っている。航続距離が長く垂直離着陸のできるオスプレイの本領発揮だ。フィリピンには申し訳ない気持ちがあるが、いつかは来るであろう日本の次の大震災のときにもオスプレイが活躍することは間違いなく、フィリピンでのオスプレイの活動状況をデータとして詳しく知りたいというところが自分の本音の部分だ。不謹慎と言われようがデータはデータとして必要だ。
そういう意味もあってオスプレイがどの程度の規模でどの程度の活動に従事しているのか大変興味があったのだがNHKの報道ではほとんど報じない。(違うという指摘は散々受けているが)実質的には国営放送(←公共放送などという逃げ文句を言うのならば税と同様な受信料の強制徴収を合法化する理由にならない)が日本の災害支援にも大きな力となるオスプレイについてほとんど触れないのだ。現地ではオスプレイが大活躍しているという情報をミジンコは別の窓口から得ているのだがNHKではほとんど伝えず僅かな時間の映像を流すのみ。これら↓がその僅かな映像の一部だ。
もっと他に映像ソースは無かったのだろうか?この機体がオスプレイだというテロップは入れないのだろうか?普段オスプレイをネガティブに報じるときには物凄い長い映像をテロップ付きで流すくせに、災害支援で活躍しているオスプレイをまるで報じたくないかのようなNHKの姿勢が露骨過ぎる。
このオスプレイのハッチ(格納庫の扉)の大きさを見て欲しい。ヘリとは比べ物にならないほど大きく、しかも形状はほぼ輸送機なので医療スタッフたちなどが搭乗するときの負担も少ない。要は大量に人や物資を迅速に載せて垂直離着陸ができるので離着陸の場所を選ばないのだ。このメリットは災害支援で活きる。
そしてNHKの一番卑劣だと感じたところを述べたい。ミジンコが視聴したニュース枠のいずれもでオスプレイのことをオスプレイとは呼ばずに「MV-22」と呼んでいた。MV-22はオスプレイのことではあるのだが今まで散々オスプレイと呼んでいたNHKがフィリピンの災害支援の報道のときだけMV-22と呼んでいるのだ。これでは詳しくない人にはオスプレイではなくて米軍のなにかの輸送機くらいにしか通じないことだろう。百歩譲って「MV-22 オスプレイ」と表現すればまだ分かる。なぜに突然MV-22になったのか?NHKはオスプレイ反対運動の毎度の小規模デモを報道するときにはちゃんとオスプレイと報道していたし今度もそうしてきそうだ。こういう偏向的な公共(?)放送なんて要らない。
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