日本維新の会の東国原衆議院議員が、近く離党し、議員辞職を検討していることが、テレビ東京の取材で分かりました。東京や宮崎の知事選への出馬を模索して います。東国原議員は、去年の総選挙で、日本維新の会の近畿ブロックの比例単独議員として当選しました。党関係者によりますと、東国原議員は、臨時国会閉 会のタイミングを受け、近く、離党し議員辞職を表明する検討に入りました。今後は、江田新党などの野党再編とは一線を画し、来年にも予定される宮崎県知事選や、猪瀬都政が混乱して東京都知事選が行われた場合の出馬を模索していく考えです。
ソース元:
テレビ東京
議員辞職に対する姿勢がいい加減で軽過ぎる!!!
有権者が選挙の時にしか示すことができない民意、即ち納税という義務を果たした後での権利の行使、それが投票だ。その投票をまるで足蹴(あしげ)にするかのような安易は議員辞職は断じて許されない。日本維新の会に投票された有権者の民意をまったく汲み取らずに当選したことへの責任を放棄する東国原議員の「模索」なんて知るか!国会議員としては目立てそうもないからといってまたしても鞍替えで知事に戻ろうなどとは言語道断だ。
知事になれそうだからといって国会議員を辞めるなんて冗談じゃない。特に今回の「模索」とやらは明らかに猪瀬都知事が失職しそうな状況を受けてのことであることは明白だ。都知事は面白くもなかった芸人の就職先とするには余りにもその責任が重い。確かに山本太郎の当選など都の有権者には一定数の大馬鹿者がいて考えもなしに投票することは事実なのだがそういった票狙いで知名度だけ高くて政治家としての資質に疑問な者が次から次へと当選するような現状では都の財政がもたない。そもそも石原前都知事が銀行破綻など負の遺産を残したまま知事職を投げ出して国政に戻ったのだ。そして後任の猪瀬都知事は急な選挙も大きな理由だったことは明白な大不祥事で今まさに袋叩きにあっている最中だ。都はもうこれ以上無責任な都知事たちの暴挙の負担を背負ってはいられない。東国原議員には頼むからこっちを見ないで欲しいのだ。
宮崎県にしたって知事時代に経済活性化に貢献した知事とはいえもうウンザリなのではないだろうか?そこそこ優秀なセールスマンだったのかもしれないが宮崎県の財政再建が成功したとはお世辞にも言えない。東国原議員は結局は都知事になりたくて宮崎県知事続投は念頭に無かったことは明らかだった。そして都知事選に敗れたら今度は日本維新の会、本当に節操がない。そもそも政治信念も疑わしいものだ。こんな経緯の後で宮崎県知事に戻ったところで宮崎県民も苦笑いだろう。そもそも今度は以前のような人気があるとも思えないので当選すら怪しい。
確かに芸人としてはキャリアは長かった。逮捕歴も複数あり、しかも普通ならば社会的に抹殺されるようなことをしている。それでもこうやって知事、そして国政に携わっているしぶとさは褒める気はないが稀有なものだとは思う。ただし、しぶといだけで別に国政にも県政にも必要な人材かと考えるとむしろ関わって欲しくない人物としか思えない信用ならない男、それが東国原議員の印象だ。何度でも言いたい。比例選挙で当選したことを軽視し過ぎているのだ。その一票一票をドブに捨てるようなことは断じて許されない。比例選挙で当選した議員が安易に辞職したり離党したり政党を移籍したり、本当に有権者の投票を舐めている。当選した責任を果たしてその比例で当選したときの政党で職責を全うすることが筋だ。比例で当選した時点で勝手に自分の進退を決められる立場ではないということ位は政治家という以前に社会人の常識として自覚するべきだ。
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