「ヤバイ」という表現を久しぶりに見た。出川哲郎以外はもう使わない言葉なのかと思っていた。
特定秘密保護法案に反対する数名が法案に反対する集会を開いたらしい。そしてそれをフラッシュモブと称して、なぜか朝日新聞は突発的に起こるはずのフラッシュモブを取材している。それをフラッシュモブと言うべきとは思えないし、そもそも事前に朝日新聞が把握して動画まで撮影している時点でなにやら怪しい。そもそもフラッシュモブの概念を理解していない参加者と朝日新聞の茶番にしか見えない。いちいち説明するのも馬鹿馬鹿しいことなのだがフラッシュモブとは参加者たち同士もどんな参加者たちがどの程度集まるのかも分からないまま決行されるものであって参加者全員が事前に打ち合わせしている集会のことは指さない。そもそもそれはフラッシュモブではなくてデモなので事前の申請が必要だろうに。
詳しくは(動画アリ)→
街頭で突然「ヒミツ法はヤバイ」 フラッシュモブで訴え(朝日新聞デジタル)
こんな奴等がヤバイと主張してもさ・・・・・。
大手マスコミですらそうなのだが特定秘密保護法(案)を秘密保護法と省略しているところを多々見かける。そこは省略するべきではないだろう。「ヒミツ法」ではもはや原型すら留めていない。特定秘密保護法の特定の部分は即ち国家機密、具体的には国家にとって外に出してはならない重要な情報を取り扱える立場にある(上席)公務員がその情報を漏洩した場合を指している。そんな特定の条件での国家機密漏洩を防ぐための法律だ。今まで無かったことの方が恐るべきリスク管理の甘さであって、この法律が無かったが故に危険に晒されていた日本のために働く人々がやっと少しは安全に暮らせるようになる、そんな法律だ。
ところが特定秘密保護法案に反対していた多くの人、そして組織がまるで政府が政府に都合の悪い情報を漏らした場合に逮捕される法律かのように誤解を招くような反対運動を展開していた。卑怯な反対の仕方だった。今回のこのいい歳した大人たちの恥ずかしい集会もそんな卑怯さだ。例えば、中国や北朝鮮で国の決めた新しい法律に反対してこのようなパフォーマンスを行ったらどうだろう?すぐに国家権力によってどこかに連行されてしまうことだろう。日本政府はそんなことはしていない。彼等は今もって普通に生活できているはずだ。その現実が既に彼等の言う「ヤバイ」の説得力を霧散させている。
政府の秘密を守るための法律じゃない。国の秘密を漏洩しないようにするための法律だ。そこをわざと誤解させるようにして反対する連中は結局は自分たちが日本の情報漏洩が難しくなることに苛立っているように見える。日本の国家機密を漏洩した者を罰する法律を嫌がる、その姿を隠そうともしない連中ですら日本で安全に暮らせている。勿論、逮捕だってされていない。言論の自由は確保されているのは明白であり、特定秘密保護法があったところで映画監督や俳優が逮捕されることもない。映画製作側の数百名もの監督、俳優たちが監督によっては夜も眠れなくなるほど法律を不安がっていたようだが勝手な妄想で日本の国防を弱体化させようとは無責任な大人たちだ。国家機密が延々と漏洩して国家プロジェクトも国防案も全て流出している日本を次の世代に残す?冗談じゃない!なんでわざわざ日本を弱くして次の世代にバトンタッチしなければならないのか?そんな無責任なことはできない、そう思うのが当たり前じゃないか!
ヤバイ?どこが?国家機密がダダ漏れの方がよほどヤバイだろうに。
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