やっとというべきか日本政府の下に河野談話を検証するチームが動き出すこととなった。本当にやっとだ。そもそも当時の官房長官であった河野洋平なる一政治家が主導してたった16名の元従軍慰安婦、それも自称の慰安婦の証言だけを元にして政府として「おわびと反省の気持ち」を表明したのが河野談話だ。これを政府見解としていること自体が当時の官房長官の政府の私物化とも言え、なんの調査・検証もないままに従軍慰安婦の真実なんてそっちのけでとにかく日本が謝罪と賠償をするべき環境整備をしているようにしか見えない。
拉致・暴行事件が起きたときに自称・被害者の証言だけで容疑者の有罪を確定するだろうか?その事件があったのか否か、自称・被害者の証言だけではなく、現場検証は勿論のこと、実況見分を行い当時の状況に矛盾点がないかひとつひとつ潰していき、現段階での被害者・加害者双方の聴取を行うことは当たり前の捜査過程だ。むしろそういった検証が無いままに容疑者を被告人として法廷で裁くことは不可能だ。ところが従軍慰安婦に関しては数々の歴史学者の調査結果や戦勝国であるアメリカ合衆国の公文書にまで当時は従軍慰安婦というものは存在しておらず今でいう金銭授受のあった風俗的なものであった記されているというのに、従軍慰安婦だと称している16名からの聴取というよりもインタビュー程度の聞き取りで従軍慰安婦という被害者と称する人々や国が数十万人もの規模のSex Slaves(拉致誘拐された性奴隷)が日本の被害者だと世界に吹聴する大事件が作り上げられてしまっている。
河野談話を元に延々と日本は謝罪・賠償するべきだろうか?そんなことを受け入れるべきではない。河野談話は1993年のことだ。もう20年以上もこんないい加減な談話の為に当時の日本人が何十万人もの被害者を生み出した暴行魔だということを認めたままで良いわけがない。沈黙が正しいとは限らないということだ。考えてみれば簡単なことだ。隣で延々と我々のことを暴行犯だ、レイパーだと叫ぶ人々がいる。その叫んでいる人々が嘘を平気でつく人間性だとかは周囲の人々、ましてや海外の人々には分かるはずがない。そんな状況での沈黙は事件の加害者だと認めていると見られる可能性が大だ。レイプをしていない人間が「レイプをしただろう!」と隣で顔を真っ赤にして怒っている人間に怒鳴られているのに、それを否定しないなんてことは第3者には想像すらつかないことだ。普通は「ああ、コイツはレイプをしたんだな。」と思われるに決まっている。従軍慰安婦問題についての日本はまさにこの状況だ。なんで河野談話のようなことが起きたのか、その談話の元となっている出来事の検証をすることは日本の当然の権利だ。
従軍慰安婦というものを創作したとされる元朝日新聞の記者はつい先日ある大学の教授に就任した。週刊誌などがこの人物を直接取材しても逃げるだけなのだという。おかしいじゃないか!従軍慰安婦というものがあったと記事にして世間に広めた人物がその後の取材を受け付けていないのだ。これはジャーナリズムとして断じて認められない責任放棄だ。ソース元が取材拒否では事実検証に大きな支障が出る。雑誌社などが事実確認をしようにもその確認のための取材すらできないでいるのだ。そんな状況で素直に従軍慰安婦があったということだけは認めろというのか?それはフェアじゃない。どういう過程でこの元記者が従軍慰安婦というものを知り得て更に取材を進めて行ったのか、それを知る権利はこの元記者を取材する側にもあるはずだ。検証はさせずに従軍慰安婦だけは認めろなんてそんなことができるわけがない。
河野談話を作り上げた河野官房長官時代の副官房長官の証言で河野談話のいい加減さが改めて浮き彫りになった。ソース元の記事は若干長いが一切省ける部分のない記事だ。河野談話の信じられないほどの適当さが伝わってくる証言だ。こんないい加減なやり方で20年間も日本を苦しめておいて河野洋平は恥ずかしくないのだろうか?
「河野談話、(慰安婦聞き取り調査の)裏付けなし」石原元副長官が国会で証言(Yahoo!ニュース 産経新聞)
石原信雄元官房副長官は20日の衆院予算委員会に参考人として出席し、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の「河野洋平官房長官談話」について、
韓国での元慰安婦16人の聞き取り調査に基づいて作成したが、裏付け調査をしなかったことを明らかにした。当時の事務方のトップとして作成過程を初めて公の場で証言した。
石原氏は、談話作成にあたり、
事実関係を明らかにするため関係省庁に資料調査を要請したが、「女性たちを強制的に(慰安婦に)従事させるという種の文書 は発見できなかった」と説明。「米国の図書館まで行ったが、女性たちを強制的に集めたことを客観的に裏付けるデータは見つからなかった」とも語った。
韓国側の強い要求で行われた元慰安婦16人の聞き取り調査については「事実関係の裏付け調査は行われていない」とした上で、「当時の状況として、裏付け調査をこちらが要求するような雰囲気ではなかった」と明言した。
さらに、
談話作成の過程で韓国側とすり合わせをしたことに関し、「私は承知していないが、この種のものをまとめる段階で、何らかの事務的なすり合わせはあったのかもしれない。作成過程で意見のすり合わせは当然行われたと推定される」と指摘した。
河野談話に対しては「
慰安婦の募集は主として業者が行い、その過程で官憲や軍が関わった可能性があるという表現になっている」と述べ、「日本政府や日本軍の直接的な指示で慰安婦を募集したことを認めたわけではない」と強調した。
石原氏の発言を受け、菅義偉(すがよしひで)官房長官は答弁で、元慰安婦16人の聞き取り調査報告書の公開に関し「非公開を前提に調査を行っているが、機密を保持する中で検討したい」と述べた。
酷い実態だ。これでは韓国側の言うがままに従軍慰安婦というものを捏造したことは明らかではないか!河野洋平の身辺調査も必要だ。河野洋平の行動原則が余りにもおかしい。官房長官時代になんとかして従軍慰安婦というものを作り上げようとしているようにしか見えず、これではまるで日本ではなく韓国側の工作員のような行動だ。慰安婦だったと称する16名の裏付け調査をしないなんて常軌を逸している。そんな状況で官房長官として政府声明として河野談話を作り上げるなんて官房長官による犯罪行為だ。
さて、日本政府が河野談話の根拠となった韓国人元慰安婦16人の証言内容を検証する政府チームの設置検討を表明した直後から日本の売国マスコミや韓国が慌てふためいている。検証したら崩れる事実ならばそれは事実ではないということだ。「検証するな!」と大騒ぎを始めたマスコミも韓国人たちも少しは恥を知るべきだ。彼等の見苦しいあがきのいくつかを挙げよう。
韓国外務省「これまで日韓関係の基礎となっていた正しい歴史認識の根幹を崩すことに等しい」
毎日新聞「菅氏の発言が河野談話の見直しに向けた動きと受け止められれば、関係国が反発する可能性がある」
公明党「日本が世界に発出した公式的な見解だ。その積み重ねによって、今の外交関係がある。尊重すべきだというのが基本的な考え方だ」
日本政府は河野談話を覆すと現時点で言っているわけではない。あくまでも河野談話の元となっている証言の内容を検証しようとしているのだ。つまりそれら従軍慰安婦と称している女性たちの証言が事実なのであればそれこそ河野談話は更に揺るぎない強固なものとなるのだ。ではなんでここまで過敏に検証に反応しているのだろうか?韓国側の言うような従軍慰安婦というものが本当にあったというのであれば検証チームになにを調査されようともなにも従軍慰安婦があったとする側にとって不利な変化は起きないまま河野談話もこのままのはずだ。検証チームを反対している人々はなにをここまで慌てる必要があるのか?
とても有名な写真なのだがなかなか当ブログに掲載しないままでいた写真2点を今回掲載したい。韓国にも従軍慰安婦について韓国側の言う事実と異なると主張している大学教授はいるのだ。李栄薫ソウル大教授だ。ソウル大の教授として韓国政府が国定教科書に「強制動員」などの反日思想を煽るための記述に異を唱えた学者さんだ。そんな教授がどうなったのかというと以下の写真のとおりだ。
当ブログと同じ主張「従軍慰安婦は売春業であった」を取り下げなかった為に暴行を受ける李教授(左)
当時従軍慰安婦だったと自称する女性たちに土下座謝罪をさせられた李教授。
李教授は著書『大韓民国の物語』にて、「慰安婦研究と市民運動は、『朝鮮の純潔なる乙女の性を日本がほしいままに蹂躙した』という類の大衆的な認識をバックにしており、いまや一個人としてこれに逆らう勇気を出すのが難しい」と述べている。学者としてどうしても曲げられないことがあるというのに韓国ではそれは難しいということだ。
李教授が今までに述べてきたこと。
「従軍慰安婦というのは自発的で商業的な売春婦」
「強制動員という神話を作り上げ、検証もなしに国定教科書に載せるのは反知性的」
「我々は国定教科書を作り上げることで仮想の歴史を作り上げてきた」
「大衆の感情による盲目的な反日主義は政治的に利用されている」
「植民地時代に日本が土地や米を略奪したというのは誤りで、被害者意識が作り出した妄想」
こういう学者さんは大変気の毒なことではあるが韓国では生き辛い。
従軍慰安婦というものがあったことにした方が気分が良い国や人々がいてなんとかして日本は酷い国だと国際的に認めさせたいのだろう。日本は容疑者の段階をスキップされていきなり誘拐・暴行の確定犯とされてしまっている。自称・被害者たちも、せめてその有罪確定されたことを検証する権利くらいは認めるべきだろう。その被害が本当は存在しなかったということを恐れるあまりに検証することすら認めないなんてそれこそ国際問題だ。
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