う~ん、残念。今回のイランでの大統領選、余りにも現職大統領アフマディネジャドの有利なように事が運び過ぎている感がある。詳しくはコチラのソースを→
手作業なのに5時間で2500万開票?イランで疑問の声(asashi.com)
さすがに2500万もの開票を手作業で5時間は無理があると思う。スタッフの数にもよるだろうが5時間ってのはナイと感じる。つまり開票結果なんて実は誰も解っていないんじゃないかと。
イランは米政府が例えるほどに「悪の枢軸」であるとはミジンコは思っていないし、彼の地では路上で普通に政治の話ができるのは体験済み。別に警察に拘束されるとかそういった話も現地では聞いたことがない。なんというか欧米や日本のマスメディアが報じるイランと現実のイランが余りにも乖離(かいり)していると感じている。
イラン人ってそんなに悪者なんだろうか?というのがミジンコの素直な疑問。例えば日本でもイラン人というとイメージが良くない場合も多々あると思うが、それがイラン人の全てとは到底受け入れ難い。彼等も日本人と同じで悪い政治には怒るし、暴力的なわけでもないし、少なくとも「悪の枢軸」なんて例えは西側の傲慢だ。
ところが折角の大統領選ではご存知のような状態。大統領が不正によって決まっている可能性が高い。これはイラン国民にとって悲劇だ。更に抗議デモが発展して暴動と化し、警官隊が実弾を発砲(これもどうかしている)。射殺されたデモ参加者まで出ている。
イランの夜明けは遠いか・・・。
ただ1点どうしても気になるのは、このイランの事態を挙げてイランの政治が西側よりも劣るとするのはどうかと思う。
アメリカ前大統領、ジョージ・W・ブッシュの最初の大統領選の開票結果にだって今でも疑惑が残っている。その疑惑の大統領がアフガニスタン並びにイラク戦争を開始している。
そもそもアメリカ大統領選で今もって過去の呪縛のごとき選挙人制度を採用していることに疑問。あの制度は公平な国民投票とは到底思えない。
さて、日本はどうだろう?
国家元首を決める際に国民投票が無い国だ。イランのことを心配している場合じゃ無かった・・・。
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