世界的な大ニュースとなっている差別問題。4月27日に行われたサッカー・スペイン1部リーグのビリャレアル-バルセロナ戦にて、客席からブラジル人選手に向けてバナナが投げ込まれた。このバナナを投げ込んだ観客は3日後に人種差別行為をした疑いで、スペイン警察に逮捕された。そう、これは犯罪容疑なのだ。
バナナを投げ込まれたブラジルのアウベス選手はその場でバナナを食べて見せて抗議の意思とした。人種差別に対して激昂するわけではなく、バナナを食べてしまうというユーモアと毅然とした態度の両方を持ち合わせたアウベス選手の態度は称賛されている。この事件を受けて世界中の著名人たちがバナナを食べている写真や動画を公開してアウベス選手への支持と人種差別への抗議の姿勢を示している。
つい先日、ロサンゼルス・クリッパーズのオーナーが人種差別発言をかつての恋人に暴露されてNBAからの永久追放となった。オーナーが試合場に入ることも、一切のチーム運営に関わることも永久に禁止されたのだ。差別発言発覚からこの処分までに要した時間は僅か3日。NBAコミッションがいかに人種差別に厳格な規定を有しているのかが分かる。
この永久追放されたオーナーであり不動産王は元々評判は決して良くない人物ではあったが、今やアフリカ系選手抜きには存在すらも危ういNBAのチームオーナーがまさか黒人に対してそこまの差別主義者だったとは衝撃を受けた。このオーナーが所有するクリッパーズはかつては弱小チームとして有名だった。同じくロサンゼルスには皆さんも名前を聞いたことがあるであろうレイカースが拠点を置いており、同じ都市に存在するクリッパーズはファンも少なく人気もレイカースとは比較にもならなかった。ちなみにレイカースとはカリーム・アブドゥール・ジャバー(ブルース・リーの弟子だったので映画「死亡遊戯」に長身の拳法使いとして出演)、マジック・ジョンソン、シャキール・オニール、コービー・ブライアントとNBAの歴史に残るスーパースターを擁した常勝チームだった。
かつてのクリッパーズは昨シーズンの成績が下位のチームの方がドラフトでの優先権があるというルールを十二分に活用して、他のチームがチームの将来の柱として獲得したい将来有望な新人をドラフトで獲得しては3年くらいで高い移籍金で放出するというエースと未来の勝利よりも現金収入による黒字化を優先している姿勢を隠そうともしていないチームだった。確かにそれでチームの経営はできていたのではあるが、そんなチームを応援するファンも少なかったのは仕方がない。ところがここ数年でクリッパーズは変わった。名選手だったドッグ・リバース監督は勝つために動き、選手たちも負けることが当たり前のチームであることを許さなくなった。そして今や名門レイカースよりも強くなったのだ。勿論、レイカースが低迷しているということもあるがクリッパーズは本当に強くなった。そんなドラマのようなチームのオーナーが黒人を差別する発言をしていたことが残念でならない。クリッパーズもまた他のNBAのチームと同じく、アフリカ系の選手抜きには語れないチームなのだ。ちょうどクリッパーズのプレーオフの試合を観戦してきたところだったので泣けてくるニュースだった。あんなにファンがクリッパーズの今の強さに喜んでいるところでこんな馬鹿げたニュースがチームの雰囲気を台無しにした。
このクリッパーズのオーナーへの罰金は日本円で約2億5,000万円。NBAからの永久追放処分に加えての罰金だ。その位、人種差別というものは社会を揺るがす重い罪であるのだ。
最近でこそ韓国国内の問題が次々と浮上して日本への差別発言がそれほど目立ってこないがこの数年間、いったい韓国人たちは首相から国民までどれだけ日本人に対して差別的な発言をしてきたことだろうか?まるで韓国人ならば日本人を傷つけても良いとしているかのようだ。いや実際にそうなのだ。どれだけ公の場で韓国人が日本人を傷つけようとも韓国人はむしろその恥ずべき行為を称賛し煽っている。
ACLにて「日本の大地震をお祝い(し)ます」との横断幕 ←こんなことをやっているのだ。このリンク先の記事は2011年のものだ。お時間のある方はだいぶ前に描いた記事ではあるが是非ともご一読いただきたい。その2011年に当ブログが怒り嘆いた状況から韓国は変わっただろうか?むしろその記事を書いてから今に至るまで悪い事例が数え切れないほど増えているだけで韓国側の日本への罵詈雑言は減るどころか増えている。
上で取り上げた「バナナ投げ」や「オーナーの人種差別発言」が今世界でどれほどの反響があるのかを考えれば、この横断幕はどれほど酷いことなのかは想像に難くないだろう。人間にはやっていいことと悪いことがある。いわゆる一線を越えた行為ということだ。韓国人の日本人攻撃はいつもその一線を越えているというのに韓国では余りにもその行為が日常化しているものだから、止めるどころかどんどんエスカレートしている。
さて、実はブラジル人選手へのバナナ投げ行為の世界の反響を見ていて真っ先に思い出し、この記事を書こうと思った件がある。↓この猿真似だ。
韓国人選手が日本人を馬鹿にする為に猿のモノマネをカメラの前で意識してやっていた。アジア人がアジア人を馬鹿にする為に猿のモノマネをするという行為自体がアジア人としての誇りに欠けた恥ずべき行為だ。
韓国人は日本人になにをやっても良いと勘違いしているかのようだ。どんな酷い暴言を吐いても反省どころか更に過激化。むしろ最近よく出てくるヘイトスピーチという言葉を持ち出して、日本人が韓国人の罵詈雑言にちょっとでも反応して日本人がなにかを言うとヘイトスピーチ扱いにしてなんとか反論の口を塞ごうとしている卑劣さだ。韓国人によってバナナをフィールドに放り投げられるような酷い行為を日本人は連日連夜受けているのだが、それが余りにも日常化しているものだから今や問題にもされていない。だが本来は、韓国人たちが日本に投げつけている暴言の数々はバナナ投げやクリッパーズのオーナーの発言と同じく酷い差別だ。
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