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政治資金でベビー用品や化粧品、著名デザイナーズブランドまで−−。小渕優子経済産業相の資金管理団体は政治活動との関係が薄いとみられる領収書を添付し、政治資金として計上していた。不適切・不透明な支出は、実姉の夫が経営する服飾雑貨店への支出分を含めると、2012年までの5年間で1000万円を超えている。【杉本修作】
◇事務所費でベビー用品/組織活動費でネギ
毎日新聞が情報公開請求で入手した小渕氏の資金管理団体「未来産業研究会」の領収書や政治資金収支報告書などによると、同団体は09年、本来は事務所の維持に充てる「事務所費」として、ベビートドラー(乳幼児向け用品)3点と化粧品、ストールの計約4万5000円を支出していた。
また、政治活動に充てる「組織活動費」として、著名デザイナーズブランドへの支払い計3件119万円余▽下仁田ネギの送料や品代計4件261万円余−−などを計上。銀座の百貨店の「子供・玩具売り場」への支出計5件15万円余(うち1件1万円余は事務所費に計上)のうち4万1580円は、11年12月24日のクリスマスイブに支払われていた。
組織活動費の支出先はほかにも、女性用肌着売り場や婦人靴・バッグ売り場、紳士服売り場など多岐にわたる。さらに、銀座の百貨店や同店「お得意様営業課」に支払った計14件429万円余と、銀座の高級装飾品店への計10件46万円余については、領収書のただし書きがいずれも「品代」とだけ書かれ、使途が明らかにされていない。
(以降省略)
ソース元: 毎日新聞
あの絶叫号泣記者会見の野々村元議員とやっていることは同じだ。
国会議員の生活品を買ってあげる為に国民は納税しているわけではない。言うまでもあく化粧品やアクセサリー、銀座で売っているおもちゃもネギの送料(61万円だって!?)も政治活動費で買うべきものではない。
もうこれらの購入履歴が事実であるのならば完全にアウトだ。すぐにでも国政から身をひき、いわば税金からの横領といえるこれらの買い物代については全額利息をつけて返金するべきだ。勿論、これは横領ならびに詐欺にも該当するので国会議員の不正として検察が動くべきことだ。小渕優子経済産業相には、いつものような書かれたものを読むだけの答弁ではなく、しっかりと自分の言葉でこの件についての説明を求む。
安倍改造内閣では無理矢理にでも女性閣僚を増やそうという意思があからさまだった。いわゆる身体検査なんてものはまったく無視したのだろう。とにかく女性ならば閣僚候補といった有り様だった。その結果がコレだ。日本の経産相に本当に小渕優子氏が適任だったのか否か、この日本が経済的にも難しい局面に立たされているときに原発をソフトな印象で推進するといったくっだらない理由のために周囲の助言とメモ書き頼りでしか話せない議員が通産相とは、これこそ民主党の厚顔無恥な常套句「任命責任」というやつだ。安倍総理のこの人事は余りにも愚かだ。
安倍総理は甘利内閣府特命担当大臣(経済財政政策)、麻生財務相の2大臣のつばぜり合いもまったく収拾をつけられずにいる。そこで経産相は大人しい人物を置いておきたかったのかもしれない。お世辞にも得意とはいえない経済について3人もの大臣からせっつかれることは経済学の素養に乏しい安倍総理には堪らないのだろう。なにしろ日銀の黒田総裁のはしごも外してなんのサポートもしていない。とことん数字に弱いからこそ消費税増税時にものほほんとしていた。その結果が今の日本。前述のようにアベノミクスに賛同していたもののはしごを外されて世界の矢面に立たされている日銀黒田総裁は既に海外のプレスなどにはアベノミクスについての失望を語り、日銀は経済成長率を遂に0.0%に修正する模様だ。今、日本は本当に深刻な経済危機の瀬戸際だというのに経産相に政治活動費で買い物をしている議員を据えている場合か!
小渕経産相には逆らえない巨大な地盤と後援会がある。自ら経産相を辞任するにも議員辞職するにも時間がかかる。そのかかった時間が日本経済、エネルギー政策への致命傷となる。だからこそ安倍総理が迅速にこの件に対応して国の長として切るべきものは切るという毅然とした態度が必要だ。
小渕経産相がどう言い訳しようが虚しいものとなることだろう。民間企業の総務部の者でさえ、さすがに経費でベビー用品やこどもの玩具は買わない。親族企業からの購入も例えその購入品が適切であろうとも避けるものだ。疑わしきは避ける。これが社会人の常識だ。姉の会社の商品を経費で買わないということだ。国会議員なのにそんな当たり前の節度すら守れないなんて情けないことだ。それでも閣僚、それでも経産相だ。このままの内閣で良いわけがない。