昨晩、
昨日の記事のとおり、JR中央線が東小金井駅での人身事故ならびに救助活動により100分ほどの遅延。相当に救助活動に手間取ったことは随時流れるアナウンスで分かった。救助の為にパンタグラフを畳む必要があったもののそれが困難だったこと、車両の窓ガラスが割れてしまった為にその列車に乗っていた乗客全員が東小金井で降りる必要が生じたこと等、悪いことが重なり遅延は伸びに伸びて22:50に吉祥寺駅から東小金井駅に向かった自分の場合は目的地に着いたのは約2時間後。人身事故とはいっても言葉はなんだが「いつもの飛び込み自殺」では無かったのだろうと勝手に想像していた。本当に事故なのだろうと考えたら救助活動にかかる時間はそれほど苦痛にもならなかった。そりゃ早くは帰宅したかったが救助隊が必死に頑張っていて要救助者も恐らく大怪我をしているであろうことを考えれば、「大幅遅れ」と普段は見たことがない表示が出ている駅や車両を経験する機会に恵まれたと考えた。先ずはブログで笑いを取ろうと思ってスマホでブログの更新に挑戦してみたがやり難いのなんのって・・・・。忍者ブログの仕様の問題だろうか?編集モードで全角文字が打てない。タイトルだけは全角が打てるものの、編集モードではスマホのキーボード切り替えもできず、仕方がないのでソースコードに直接文字を打ってUPした。
最初のアナウンスで運転再開までに50分以上かかる旨が伝えられていたので乗客の多くは電車を降りてタクシー乗り場などに向かっていたので自分が乗っていた車両はほぼ全員が座れる状況でそこはラクだった。その後、運転再開の遅れが報じられるたびに乗客たちは降りていき、ミジンコのいた車両は最終的には数人となり、しかも「立川行き」のはずが「武蔵小金井行き」に変更になった為に大多数が三鷹で他の車両に乗り換えていた。ミジンコの場合は武蔵小金井駅のひとつ手前の東小金井駅が目的地だったのでそのまま電車に乗っていても良かったのだが先発する電車に乗ってなるべく早く帰りたかったので混んでいるものの先発予定の電車に乗って待ってみた。タクシーは行列で絶望的なものの、ほんの2駅なので歩いても帰れる距離だったが、こういう非日常を観察したいという気持ちが優先した。
その三鷹駅では下り線の3本が停止したままで一番先に動くとアナウンスされていた車両はかなり混雑していた。途中で降りてタクシーに乗るにもなるべく自宅の近くから乗りたいという思いもあるだろうし、深夜だったので皆さん疲労困憊といった状況で1駅でも自宅に近づきたいという気持ちは察するに余りある。そんな悲惨な状況でも中央線の乗客たちは粛々と運転再開を待っていた。慣れはあるのだろうが100分間、特に誰かに怒りをぶつけるわけでもなく、駅も車両内もまったく混乱していなかった。これが日本人のモラルの高さというものだろう。いちいち国名は挙げないが国によってはこういう時にいちいち大人たちが暴れて事態を悪化させる。
乗客のほぼ9割が携帯電話を見つめて暇つぶし。しかし遅延時間は約100分、一人また一人とスマホやタブレットをカバンにしまっていった。そう、バッテリーが持っていないようだった。かくいうミジンコのスマホもバッテリーが切れた。ミジンコの場合は「漢は黙ってバッテリー残量1%でも使う!」なので、
わらびとのLINE中に切れた。ちょうど、救助活動が終わりましたというアナウンスがあり、もう少しで運転再開しますと言われた直後に「現場検証が始まってあと10分はかかる予定です」とアナウンスされたときだ。じっと我慢の子だった乗客たちもあのアナウンスには「はああぁぁぁ・・・・」となっていた。救助中に検証はできなかったのかもしれないが深夜大幅遅延の後に「あと10分」はきつかった。こちらは100分ほとんど立っているんぎゃああぁぁぁぁあぁぁぁっ!!!
そしてミジンコのスマホはバッテリー切れ。混雑している車内を見るとガラケーユーザーたちは余裕の暇つぶし。僅かなスマホユーザーたちとそれよりも多いガラケーユーザーたちという光景。普段の圧倒的に多いスマホユーザー数とガラケーユーザー数が逆転していた。確かにガラケーはアプリを使ってもそんなにバッテリー消費をしない。大画面液晶のスマホなどは1%分が1分も持たないこともある。この差は大きい。ガラケーはこういう時に威力を発揮するのだと感じた。
東小金井駅に着くとホームに大量の人々。事故車両から降りた乗客たちが後続の電車に乗るために待っていたのだ。しかも数が数なので1回では乗り切らなかったようで整然と順番に乗っていた模様。ミジンコが降りた車両にもホームにいた人々は全員が乗れていたわけではなかった。それでもパニックになるわけでもなく、順番を守っていた皆さん、100分間も電車の中で静かに待っていた乗客の皆さん、ほんとーーーーーにお疲れ様でした!あーー、しんどかった!
[12回]
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