親子で観るに丁度良いようなひじょ~~~に無味無臭で危険性の無いストーリー。ぶっちゃけて言えば、それほど大した話では無かった。
つまらなかったわけではなく、単純にいい歳したオッサンが観ても泣けるってほどの話では無かったが、ただ子供にはペットを飼うときの心構えを学ぶためにも一度は観てもらいたい道徳の時間的な物語だった。
CG作品なのだから映像に驚くというのはお約束ではあるのだが、それでも驚いた。
犬のボルトの毛並みが凄い。凄すぎる。太陽系最高のCGだ。
マンハッタンやハリウッド周辺の街並みはミジンコには馴染みの場所なのだが、実写映像で街並みを撮影したものにCG加工を加えているのか否か、今もって不明。おそらく完全CGだとは思うのだが背景が精密過ぎて恐ろしい。
なにが恐ろしいかってこっちの仕事に求められるクオリティーのハードルがこの映画のせいでまた一段上がった気がすること・・・・・作れないCGではないが採算が・・・採算が・・・・・。
今だにCG(アニメーション)が実写よりも安く作れると思い込んでいるジジィたちなんてお迎えが来ればいいのに!
最初に、「カーズ東京編」とでも言うべき短編が始まり焦った。シネコンだったので入るシアターを間違えたんかと・・・・・。
そのカーズ短編のCGがビミョ~なデキだったものだから、「ボルト」が始まった冒頭から、あまりのCG技術の高さに絶句。
「Wall・E」のときもたまげたが、今回の「ボルト」のCGは尋常じゃない精密さ。
そしてなにより尊敬すべきところはCGの凄さよりも、物語を支えるキャラクターたちの個性を重視していること。
結局は登場人物たちの魅力だってことはピクサーはよく分かっているのだろう。
犬、猫、ハムスターの3匹組の活躍は素直に面白かった。違うエピソードでもこの3匹組が観たいくらいだ。
モンスターズ・インクの二人よりもニモよりも、「ボルト」の3匹組が好き。
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