国際交流NGO「ピースボート」(東京都新宿区)の「地球一周の船旅」に参加した24人が11日、客船の整備不良で快適な旅行ができなかったとして、NGOの吉岡達也・共同代表と旅行を企画運営した「ジャパングレイス」(同)、米国の客船保有会社に計約2760万円の賠償を求め東京地裁に提訴した。
原告は148万~320万円の旅費で参加した40~80代の男女。訴状によると、使われた客船(70年建造)は老朽化が激しく、08年5月出航ではベネズエラへの寄港が中止になった。同9月出航もギリシャで航行不能となり、帰国が約1カ月遅れた。【大場弘行】
▽ピースボートの話 訴状を見ていないのでコメントできない。
▽ジャパングレイス広報部の話 ご迷惑をおかけしたが、おわびして見舞金を払うなど最大限の道義的責任は果たしたと考える。
ソース元:
毎日.jp
39年前に建造された船で世界一周観光とはなかなかスリリングな旅だ。実際、ツアー中にボロくて航行不能になるって沈没しなかっただけでも運が良かった。
客船だと15年~20年で廃船が常識。それ以上は大幅改修をしたところで航行は難しいはず。39年モノの船が現存していることが驚きだ。北朝鮮の万景峰号の初代目の就航が1971年。(現在のは1992年就航の2代目、これでも古い!)
とっくの昔に廃船になった初代・万景峰号よりも古い客船が世界一周にチャレンジなんて危険過ぎる。
俺なら320万円を貰っても断る。そもそも時間が勿体ない。
時間についていえば、この事実も酷い。
「ギリシャで航行不能となり、帰国が約1カ月遅れた。」とあるがパスポートを紛失しても、もっと早く帰国できる。
遭難者じゃないんだから、そこから飛行機の座席を確保してツアー客を帰国させるくらいのことはピースボートがするべきだった。そんなことはそれほど難しいことではなかったろうに、なんで1ヶ月も自分たちのツアーの客を海外で足止めせにゃならんのだ。
そもそも世界一周ツアーで「航行不能」になるボロ船を使ってしまうのは倫理感にも問題が大アリだ。人の命がかかっている。ツアー旅行で金儲けをしている場合じゃない。
そういえばピースボートってソマリア沖をわざわざ航行して自衛隊に守ってもらったんだった。大反対している自衛隊に自分たちは守ってもらうという厚顔無恥さは、39年モノのボロ船でも世界一周ツアーと称して客を集めてしまうズーズーしさと共通した「恥」の概念が無い日本人らしからぬ姿勢だ。
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