昨年９月に経営破綻（はたん）した米証券大手リーマン・ブラザーズのファルド前最高経営責任者（ＣＥＯ）が、５年前に１３００万ドル（約１１億６０００万円）超で購入したフロリダ州の高級保養地の豪邸を昨年、１０～１００ドル（約９００～９０００円）という格安価格で妻に譲渡していたことが２６日、分かった。米メディアが伝えた。
格安で譲渡した意図は明らかでないが、ファルド氏はリーマン破綻で損失を被った株主らから巨額の賠償を求める訴訟を起こされており、差し押さえを逃れて資産を保護する狙いがあるのではないかと米メディアは伝えている。
具体的な譲渡額は不明。ニューヨーク・タイムズ紙は１０ドルとしたが、取引で支払った税金の額などをベースに１００ドルとするメディアもある。
ファルド氏は２００４年、フロリダ州パームビーチに約１万３０００平方メートルの豪邸を購入した。（共同）
ソース元： Fuji Sankei Business i.
なんというわかりやすい財産隠し・・・・・。いや隠してすらいないか。
裏に暗躍している悪党も数多くいるリーマンショックとは言え、その問題の張本人がなんとか自分の莫大な資産を守ろうと必死になっている。
このファルドなる元経営者、そもそも貰うべき報酬ではない報酬を獲得しているわけで、その財を今でも所有する行為自体がどうかしている。
彼は儲けたわけではない。儲けているフリをして、儲けたことにしたお金を会社から引き出していたに過ぎない。
それでも一度は手に入れた財産ってのはどうしても手離したくないらしい・・・・はぁ・・・・。
大体にして米政府がリーマンの救済に躊躇した原因のひとつがこの元経営者の言動。
余りにも傲慢で独りよがりの発言を繰り返すCEOは、リーマンブラザーズのイメージを地に落とした。「ああ、こんなヤツは助けたくない」と思った人々が多かったのは紛れもない事実で、その責任たるや重大。
・・・・のはずなんだけど、当の本人は財産隠し。
この反省していない元CEO、恐らく他にも色々な資産隠し工作を行っていると思われる。
世界でも有数の金融・投資機関のトップだった男がこの程度の器だったのか。
いや驚くに値しないか、なにしろ石油メージャー、穀物メージャー、タバコ産業、軍産複合体などなど、経営者たちに人間のクズみたいなのがワンサカいるんで世界は混沌としている。
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