ミジンコが民主党の年金構想を正しく理解していない可能性もあるので単純計算式を記事としてUPして自問自答してみます。
もしミジンコが見当違いの解釈をしているのだとしたら、むしろ間違っている点のご指摘をいただけると有難いです。
いくらこの民主の年金構想を理解しようとしても、余りにも自営業者への負担が厳し過ぎる制度に思えて、むしろ自分の解釈が間違っているのかな?と悩んでいる次第です。
売上高営業利益率は業種によって差異があるものの、収入の15%も保険料で引かれた後に、所得税+住民税+健康保険料+介護保険料+消費税増税を支払うことが自営業者に可能とは思えないのです。ちゃんと働いて経営が黒字化されていても、この年金が収入の15%で考えてしまうとどうしても無理な制度に思えるのです。
ミジンコの解釈:
1杯500円のラーメンを1日100杯売るラーメン屋さんがいたとします。ということは1日の売上高は50,000円です。このラーメン屋さんは法人化しておらず自営業者とします。
民主党の構想では収入の15%を保険料とするわけですから、1日7,500円を保険料として納めることになります。
月に24日営業したとしたら7,500×24=180,000円となります。
国民年金が現在14,660円/月であり、将来、確実に月7万円の年金最低保証額があるとはいえ、現行の年金制度よりも毎月165,340円、年金への支払いが増えることになります。
さて、月の売上高が50,000円×24で120万円の店へ保険料だけで165,340円の増税は負担が大きいとは思うのですが、更にミジンコがどうしても理解に苦しんでいるのは、このラーメン屋さんの1日の所得が1万円だった場合はどうなるのだろう?ということです。
1日50,000円分のラーメンを売るための原材料費をその3割(一般的にラーメン屋は3割を目安にしているはずです)の15,000円として、残り35,000円、そこから家賃、光熱費、アルバイトの人件費、店の改装費などをローンで支払っている場合の方が多いでしょうし、店によっては広告費もかかります。このように店舗経営は経費がかかるわけですから、1日1万円の所得でも厳しいかもしれませんが、今回は1万円は確保できている店だとします。
その1万円から7,500円を年金で引き、残った2,500円を24回貯めたとします。月60,000円となります。
その60,000円を他の税金の支払いに充てたら、お金が残るどころかマイナスになるのではないかと思ったので理解に苦しんでいるのです。
あくまで500円のラーメンを100杯売るラーメン屋さんは例えではあります。これ現実的ではないかもしれませんが、1日の売上が50,000円のラーメン屋さんの1日の所得が2万円だったとしても相当に厳しいのではないでしょうか?いや自分で言ってて疑問が・・・。5万の売上で年金で15,0000円引かれた上で尚も2万円も所得となる店では原材料を含めた経費に15,000円しかかかっていないことになってしまうことに・・・。原材料費が15,000円かかるとして家賃や光熱費をどうするのかと・・・う~ん、自問自答・・・。
そもそも所得が増えたら所得税や地方税も増えます。この民主党の年金構想では、ケース・バイ・ケースという言葉では受け入れ難い過酷な年金制度になると予想しているのです。
そのラーメン屋さんだって生活のための買い物だってするでしょうし、それには消費税もかかるわけです。
どうやってそんな税制度で自営業者が生きていけるというのか疑問ですが、ともかく今得ている情報としてはやはり、民主党マニフェストの「年金改革」は、4年後に職業に関係なく、全ての人が収入の15%を納付するということのようなのです。
ど~~~にもあまりのシステムの破綻っぷりに、本当にこんな年金制度になる可能性があるのかと疑問で記事にした次第です。
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