ミジンコラム | 画像をちょっとだけ斬る! | ニュースをちょっとだけ斬る! | ハケンジャーたちよ、聞け! |
この秋最大の話題作。もうとっくに皆さんはご覧になったかと。
というわけでストーリーは省いて良いですかの?
まぁ、万が一にも、まだこの秋最大の話題作(2度目)である「トランスモーファー リターンズ」を観ていないという不届き者がこの地球上にいるかもしれないので一応、本当に一応だけれど説明しておく親切な俺。
ストーリーは、機械がロボットに変型して人類を襲い始めて人類必死の抵抗、でも人類が負けてほぼ絶滅(←ここが新しい!)しましたとさ、めでたしめでたし・・・・・ってめでたくねーよ、おい!人類負けてるよ、ほんとに!w
ちなみにラストではまんま「ターミネーター」のジョン・コナーが生き残った人類へ宛てたメッセージをパクって、主人公(シェーン・ヴァン・ダイク)のナレーションが流れるんだけれど、こっちの人類の方は絶望的。人類のリーダーが馬鹿過ぎてロボット軍団にリベンジできそうもない。ロボット軍団、すなわちトランスモーファーたちもたいがい馬鹿なんで、人類にとっては非常に残念な展開。
↑の画像は、ケーブルテレビの修理スタッフである主人公が見た瞬間に「攻撃ロボットだ!」と断定したロボ。
ガラクタにしか見えないけれど、主人公は正しかった。だって攻撃してきたし。主人公もちゃんと工具箱の中に銃を入れてあって殺る気満々。アメリカ社会ですなぁ・・・(;´∀`)
今回の「トランスモーファー」が前作と大きく異なる点は、ちゃんと変型するロボットが登場するところ。携帯電話、パラボナアンテナ、クルマがちゃんとトランスモーフする。なんでか残念な気分になったミジンコ。右の画像のとおり、なんとなく車からロボットになりましたよってカタチになっているトランスモーファー。タイヤが手足についているし、間違いない、彼はクルマがロボットになったものだー(棒読み)
前作とほぼ同じ製作陣で作っている割には、作り方にソツが無くなってきてしまった点がむしろせつない。しょぼいC級SF映画程度のデキになってしまった。前作「トランスモーファー」はもっと突き抜けた感じがあったのだが、今回のは素人が作ったといえば「よく頑張った」と評価されそうな守りに入った作り方なのは全国3,000万人のモーファーファンたちを裏切ったカタチになってしまった。
マナティーと互角と言われるほど温和なミジンコも今作については「トランスモーファーのくせにトランスモーフするとは何事だ!」と憤慨している。
後半トランスモーファーにフルボッコにされた人類が反抗を決意するのだが、それに主人公一行も参加。地球上に点在するいくつかの基地を破壊すれば人類の勝ちってことらしい。なんという安易な展開とも思ったが、逆に複雑なストーリーにしたところで今度は作品が完成しないかもしれないので評価が難しいところだ。
ちなみにトランスモーファーたちの基地の重要性、そして場所は「拷問」して聞き出したとのこと。ロボットのくせに拷問に屈するとはトランスモーファーは根性が無い。