反捕鯨団体を標榜するシー・シェパードは16日、日本の調査捕鯨船「日進丸」に、多くの“ワニの卵”を投げつけたと発表した。「本物ではない」と説明した上で「日本人は動物虐待としてシー・シェパードを訴えようとするだろう」などと主張した。このところ過激な行動が目立つシー・シェパードだが、支援者向けにイメージを向上させる「ビジネス目当て」の可能性がある。
声明文は「われわれは、作戦にユーモアを盛り込むことが好きだ。本日は、それを実施した」と紹介。“ワニの卵”は1個50ドル(約4500円)で、シー・シェパードの支援者が数ダースを用意した。外側には抗議文が書かれ、落下するとワニの人形がふくらんで出てくる仕掛けという。
声明文は「もちろん、本物ではない」と説明し、「日本人は動物虐待としてシー・シェパードを訴えるだろう。やつらは、現実とフィクションの違いを分かろうとしないからだ」などと主張した。
シー・シェパードによると“ワニの卵”の攻撃は大成功。「日本側は放水したが、卵が割れて、ふくらんだワニの人形が日進丸のデッキに転がることになった」と、自慢げに紹介した。
シー・シェパードは寄付金やパーティーなどで資金を稼いでいる。声明文に「われわれはユーモアを好む」、「ワニの卵は50ドルで、支援者が用意した」などとあることから、奇抜な行動で人目を引き、相手側にも死傷者が出ない攻撃とアピールすることで、イメージの向上を資金集めに結びつけようとの「ビジネス目的」の行為だった可能性がある。(編集担当:如月隼人)
ソース元:
サーチナ
偽物の卵とはいえ、自称・環境保護団体が卵を投げるという行為に嫌悪感は湧かないのだろうか?
ミジンコは偽物だろうが無精卵だろうが生命を感じさせるものを投げるという破壊行為には避けたいんだが。
シーシェパードって本当に無駄な破壊が大好きだ。
そしてどうしても気になる点がひとつ。
このワニの卵なるもの、割れると中から風船型のワニが出てきて膨らむとある。
つまり、このワニたちはビニールやゴム、もしくはそれに類する素材で作られている可能性が非常に高い。
そんなものが海に落ちてしまったら、海ガメやイルカが誤飲して死んでしまう。大きなクジラでさえもそういう消化不可能な無機物、ましてや塗料などが付着しているものを長時間体内に留めておいて健康に良いはずがないのだ。
これこそがシーシェパードの本質なのだ。彼等は動物の命なんて気にはしていないのだ。シーシェパードは、ラク酸の投擲や船の体当たりで起きる環境汚染は気にしていない。あくまでも寄付金集めのパフォーマンスがシーシェパードにとっての目的であって、クジラや海の生き物への影響は二の次どころか考慮すらされていない。
このブログにも長年、なんでか日本語が不自由なシーシェパード擁護の書き込みがある。
彼等全員がシーシェパードの暴力については全く言及しない。その書き込みをご覧になった方々も多いかもしれないが、「ラク酸の瓶で攻撃されるくらいは大したことない」とほざいたヤツすらいる。だったら、おまえが「大したことがないこと」を証明するために、水でいいから中身の入ったガラス瓶を数十メートル先から投げられてアタマで受け止めてみろって話だ。
今回のワニ卵弾ですら人間に直撃したら危険だ。想像力が乏しくとも、目や頭に遠くから飛んできたボールが当たったときの怪我は想像できるはずだ。なぜか暴力を容認するシーシェパード、そしてその支持者たちはそういうことには全く触れない。
先日、日本の調査捕鯨船に乗り込んできたシーシェパードの元船長がいたが、それだってその元船長は抗議活動だとか、賠償請求を持ってきたと自分の理屈だけを主張するが、襲われた調査捕鯨船からしてみれば、その乗りこんできた者がどんな武器を所有しているのか解らないわけだ。その元船長の船であったアディ・ギル号にはボーガンの矢が残されていたわけで、そんな船の船長が強引に船に乗り込んできたのだ。ミジンコなら先ず乗船を許さない。海に突き落とすのが最善の選択肢だ。爆弾や化学兵器によるテロの可能性が否定できない状況下では当然の判断だ。しかし日本の調査捕鯨船は自分たちの危険を承知でその元船長を攻撃しなかった。海に落ちたら死ぬと解っていたからだ。
攻撃を繰り返すシーシェパード。船に乗り込んできたテロリストにさえ暴力は振るわない調査捕鯨船の乗組員たち。以前に乗り込んできたシーシェパードの船員2名にはずうずうしくもリクエストされた天麩羅をごちそうしたほどだ。調査捕鯨船は、襲ってきた人間たちにも食料や寝る場所を与えていたのだ。
シーシェパードと調査捕鯨船の乗組員たち、どちらが平和な人間たちだろうか?
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