遂に・・・遂に菅直人が動いた!
【参院予算委】因縁の「菅・林」対決 菅氏、経済教科書「10ページだけ読んだ」(msn 産経ニュース)
一部抜粋:
林氏はノーベル経済学受賞者の故ポール・サミュエルソン氏の代表作「経済学」を最近購入したという菅氏に「読んだか」と問うた。同書は上下巻で1千ページ近いが、経済学を学ぶ大学生の教科書とされる。菅氏は「10ページだけ読んだ」と述べ、失笑を買った。
経済学部の学生の方が日本の財務大臣よりも経済を勉強している模様・・・・・。
ちと今の閣僚たちの勉強量について素朴な疑問なのだが、極々常識の範疇として、経営者もしくは経営者になるべく努めている者たるや、どこの学部卒であろうが、マルクス、ケインズ、サミュエルソン辺りは読まないわけにはいかないんではないだろうか?
それらの経済を理解するための参考書は、トップを務める者としては初老を迎える年齢に達してから焦って読むような書物であるはずがないのだ。
本当にこれは厳しいことを言っているわけでもなくて、映画とコンピューター・サイエンスしか修めていなかったミジンコなんて外資で揉まれたり、後に会社の代取に就任する前後に「まずい!自分は経済を知らなさすぎる!」と心底焦って猛勉強した。幸い、元々映画にもなったナッシュのゲーム理論など、理工系の学生の方がむしろ経済は理解し易い面も多々あり、ミジンコの経済の勉強自体ははかどったけれど、本当にサミュエルソンをスキップして歳を重ねたリーダーってのは何者なのか?と素直に疑問だ。どうやったらそこをスキップして普段の経営判断やら部下からの説明を理解するのか?といった話なのだ。
こういう政治家の生き方が適当にガソリン値下げ隊なんてものを結成しては政権獲ったら無かったことにする、なんでもかんでも無責任&放置が当たり前の生き様に直結しているのだろう。彼等にはデータを読む力も予測する力も欠如しているから、信じられないほど恥ずかしいことを主張しては無かったことにしてしまう。
個人の生き方として適当に生きる上ではそれなりの自由も認められるわけなのだが、閣僚として学ぶことを拒絶したかのごとき日常は国民への裏切りだ。
こんなことを閣僚に言うこと自体が異常極まりないことだが、今勉強してもらわないことには日本は更に沈没してしまう。まさか自分の国の閣僚に勉強をして欲しいと願う事態になるとは・・・・・。
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