今までも農家の方々が丹精込めて育てた高価な果物や野菜が盗難に遭うという事件は幾度もあったけれど・・・・・
キャベツ200個盗難 以前にも2度 境の農家から(東京新聞)
二日午後八時半から三日午前六時半ごろにかけて、境町志鳥の農業男性(49)のキャベツ畑から、出荷間近のキャベツ約二百個(時価約二万円相当)が盗まれた。男性の畑では先月二十七日と今月一日にもキャベツが二百個ずつ盗まれる被害があり、境署が窃盗事件として捜査している。
同署によると、キャベツは刃物のようなもので根元部分を切られていた。キャベツ二百個はちょうど軽トラック一台分だという。
現場は約千三十五平方メートルのキャベツ畑で、周囲にもキャベツやレタス畑が続く。
なんだかなぁ・・・・・。
時価2万円とはいっても200個ものキャベツを盗む労力や軽トラックのガソリン代、その泥棒が費やしたエネルギーなどを考えても、この泥棒が得た金なんて僅かなものだろうに。
それでも盗んでしまう者が出るほどにまで世の中が荒んできたのかなぁと。
ミジンコは以前に路上で売られている傘を盗んだ少年が焦って逃げたからか路上で滑って怪我をするところを目撃したことがある。なんだかとてもせつない気持ちになる出来事だった。数ドルの傘でさえ盗まないといけない少年がいる現実が悲しかった。転倒した少年に駆け寄った人々が救急車が来るまで見守った。幸いその場に医師も看護婦もいるという状況で具合を診てもらえた少年。周囲の大人たちから「なんでそんなことを・・・」と説教というよりはため息をかけられていた。
このキャベツ盗難事件、その少年と同じく、なんだか加害者の必死さを感じさせる事件だ。
なんだか日本でも泥棒に「なんでそんなものを盗んで人生を捨ててしまうのか?」と問いかけたくなるような事件が増えていく前兆のような気がする。
犯人はキャベツ200個をさばける者で先ず間違いないわけで、恐らく軽トラックもレンタカーなどではなくて自分で所有しているのだと思う。断言はできないが同業者の可能性もあると思う。
そういう者がキャベツを盗みに走るほど生活が苦しかったのだろうか?なんだか悲しくなるニュースだ。
もっと日本の景気が良くなるように頑張ろう。
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