ミジンコラム | 画像をちょっとだけ斬る! | ニュースをちょっとだけ斬る! | ハケンジャーたちよ、聞け! |
「疎い」だとさ・・・・・。
日本の首相が日本国債の格付けに関して「疎い」んだそうな。ふ・ざ・け・る・な。
民意に背いて解散は絶対にしないとほざいた首相が国債に「疎い」、本当にどうすりゃいいんだ、この国は・・・・・。
首相の「疎い」発言に市場冷ややか、国債格下げで気迷いも(ロイター)
一部抜粋:
[東京 27日 ロイター] 「やはり来たか」。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による日本国債格下げは、昨年末から市場でにわかに取りざたされ、「疎かったのは菅直人首相だけでは」(邦銀)と冷ややかだ。しかし、今後の長期金利の推移には、不透明感が漂う。
S&Pが格下げ対象にした日本の長期国債格付け。従来の「AA」から「AAマイナス」に1段階引き下げられたが、機械的に投資対象から外されるダブルA格ラインは死守した。
(中略)
初めて聞いた。そういう話には疎いので、ちょっと(質問は)またあらためてにさせてほしい――。27日夕、日本国債の格下げについて、記者団に問われた菅直人首相の発言をめぐり、大手銀行で市場部門を担当する関係者からは、こんな声が漏れた。「寝耳に水だったのは菅首相だけ。昨年末にうわさが出た段階でプライスイン(織り込み)されており、記者団に『今、初めて聞いた』と答えてしまう首相の見識は、にわかに信じ難い」。
外資系金融機関の債券ディーラーは「新手の(為替)口先介入であって欲しい」と困惑する。
(以下略)
今の日本国の首相はこういうレベルだということだろう。そりゃみんな困惑する。そりゃ専門家が「口先介入」であって欲しいと願うはずだ。残念ながら菅直人は口先介入のつもりで言ったわけではない。ただただひたすらアホだっただけのこと。
この国はどうなってしまうのだろう?民主党政権になったときに4年間も日本は耐えられるだろうか?と思ったものだ。上場企業の場合、会社のオペレーションを担う取締役たちが4年間も無策で馬鹿ということはそうはなく、たまにイレギュラーのように役員になってしまった者がいたとしても4年も取締役の座に居座ることは先ず有り得ない。自然淘汰とも言うべき解任が待っているからだ。株主が黙っちゃいない。会社に損害を与えるような馬鹿は会社には要らないということ。
さて、日本株式会社はどうだろう?超巨大企業である。困ったことに代表取締役である内閣総理大臣は株主たち、そう国民がどういう思いがあろうが国会(会社)から追い出すことはできないのだ。嘘の約束をして後で「あれは嘘!約束は守りません!騙して政権を獲得したけれど俺辞めないよ!」と言われたところで国民はこの狂った代表を解任できないのだ。なんというイカれたルールなんだろう・・・・。
想像していただきたい。会社を奈落の底に突き落とそうとしている社長が株は1株しか持っていないのに数千万株を保有する株主たちの意思に背いて会社にダメージを与え続けた挙句に会社が資金調達するにも社会的信用を得るにも最も重要な「格付け」について疎いとのたまっているのだ。
まるで悪い夢を見ているかのようだ。このたった1年と数ヶ月で政府要人から飛び出す妄言・虚言・失言の数々がそれまでに聞き及んだ政治家の失言の総数の数倍、いや十数倍はある。本当に口を開けば国民が呆気に取られるような馬鹿げた発言ばかりを民主党議員たちはする。
「疎い」か・・・・・・。
菅直人は「疎い」なら首相を辞めるのが筋だろう。能力もなくやる気もない馬鹿がやれるほど日本の首相という職は軽くはない。