日本政府が、米空軍無人偵察機「グローバルホーク」が撮影した福島第1原発上空の映像の提供を受けながら、公開に慎重姿勢を見せていることが関係者の証言で分かった。米軍側は「あくまで日本側の判断」とし、提供した映像の公開を承認している。
無人機が搭載する高性能のカメラは「車のナンバーが読み取れるほど鮮明」(米空軍)で、映像は原発施設の内部状況をほぼリアルタイムでとらえており、専門家の分析にも役立つ可能性が高いという。
米空軍は日本政府からの要請を受け、グアムのアンダーセン空軍基地に配備されている最新鋭のグローバルホーク(翼幅約40メートル、全長15メートル)を震災の翌12日から、被災地周辺に飛行させている。多量の放射性物質が検知されている福島第1原発上空では自衛隊機の飛行が困難なため、グローバルホークが24時間態勢で撮影。衛星通信を介して映像を米カリフォルニア州の米空軍基地に送信し、日本政府側にも提供している。
だが日本側は、映像を保有したまま公開していない。同米空軍基地では、米国の原発専門家らが映像を詳細に分析しているという。【大治朋子】
ソース元:
毎日jp
菅内閣って本当に隠蔽体質だ。そもそもこういう国民の生命、今後の人生を左右する事案について、政府が勝手な解釈で国民に重大な事実を隠す権利なんぞないだろうに。
その映像を公開しない理由が不可解だ。これは国民に隠すべきことだろうか?
予想される非公開の理由は・・・・・
- 国民に公開するとパニックを引き起こすような映像である
- 相変わらず政府に決断力が欠けているので公開するという決断ができないまま今に至る
- 既に知られている情報と全て重複する情報なので公開する必要がないと政府が判断した
- 尖閣ビデオと同じく基本的に民主党政権は国民に情報を与えないで良いと考えている
他にも理由はあるだろうか?
1.については余計な心配だろう。東京では買いだめパニックはとっくに起きている。どうにも頼りない政府の対応よりも国民がパニックになるような要素はないだろう。そもそもこういった映像を非公開としている方がよほど国民を不安にさせる。
2.はいつものことという感じがすることが泣けてくる。この未曽有の危機のときになんでこの政府だったのかと思わない日はない。
3.は例えそうだとしても公開すべきだと考える。今、福島原発問題に直接関わっていない専門家たちがその映像を見て有効な対策案や知恵を授けてくれるかもしれない。なにがヒントになるのかは我々素人は想像がつかないが、専門家にとってはグローバルホークの精細な映像が役立つかもしれない。
4.だとしたら論外だが民主党政権ならば有り得る。民主党は基本的に隠せば事態が悪化するということを理解していない。あの尖閣ビデオだってYouTubeにUPされるまではずっと事実と異なる証言をしていた議員たちが何名もいる党なのだ。「国民にバレない」とタカをくくっている内は嘘をつく政党であるし、嘘がバレてからは開き直る政党でもあるので、我々も警戒しておかなければならない。
なんの為のグローバルホークからの映像非公開なのだろう?
米政府が日本政府に呆れ果てて公開してくれるときがあるかもしれない。その時にはもう菅内閣なんて存在しないだろうが。
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