自民党の石原伸晃幹事長は6日午前、愛知県春日井市で演説し、菅直人首相の福島第1原発事故対応に関し「ちっともうまくいかない。怒るだけだ」と批判し「やはり東日本大震災の対応が一段落したら、一日も早く退場してもらわないといけない」と退陣を求めた。
民主党と自民党の大連立をめぐり、首相が3月19日に谷垣禎一自民党総裁に電話し
「私と責任分担をするのが嫌なのか」と応じるよう迫ったと紹介。「ものには頼み方がある。この人に任せておくと東北の人は大変なことになってしまうと思った」と述べた。
ソース元:
毎日jp
「私と責任分担をするのが嫌なのか」 ←これが一国の宰相の言う台詞かよ・・・・・。
首相としての自覚があるのならば「私が全責任を負うから力を貸して欲しい」と言うべきだろう。なんで首相が国の一大事のときに責任分担を真っ先に考えているんだ?もう事態はそんな段階ではないはずだ。どちらにしろ、菅直人は原発事故の被害を最小限に止めるどころか初動で誤って事態解決の足を引っ張った事実は変えようがないのだ。今後、どう菅直人が動こうが首相に相応しくないという評価は揺るがない。それを踏まえた上で日本のために今取れるべき最善策を取る、そんな決意を菅直人からはまったく感じられない。
今、菅直人が火あぶりにあっていないのは単純に余りにも事態が深刻だからだ。今は首相を交代させたり、解散総選挙に耐えるほど日本という国に体力が残っていないと考える人々も多いだろうし、実際そうなのかもしれない。自民党の幹事長ですら、一段落してからの首相の退陣要求と述べているのだ。今この時に国のトップが交代するリスクは高い。
自分が悪化させた未曽有の危機によって自らの首相在任期間が延びているという認識がこの稀代の馬鹿首相には無いようだ。これぞ日本の歴史的な悲劇。
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