枝野幸男官房長官は13日午前の記者会見で、東京電力福島第1原子力発電所の原子炉の格納容器が爆発した場合について「
万が一起こったとしても、現在の避難指示区域でよい。原子力安全・保安院、原子力安全委員会と相談して、指示を出している」と述べ、新たに避難区域を拡大しない考えを明らかにした。
ソース元:
msn 産経ニュース
爆発する可能性があるような言い方だ・・・・・・。
そもそもまだ爆発していないという言い方もおかしな感じがする。既に少なくとも2つの格納容器は爆発の影響で見る影もないほど破損しているのでは?穴開きの容器も容器なのかもしれないが、もうなんというかこういう政府や東電の言葉選びに呆れるやら憤るやら・・・・・・。
そしてそろそろ我慢の限界なので言いたい。枝野は自分が言っていることの矛盾も無責任さも自覚していない。4つ、もしくは5号炉と6号炉も含めた6つの原子炉が次々と連鎖的に爆発する可能性すら今の段階では否定できないのだ。次にまたしても爆発なんてことが起きたとして、なにが起きるかは誰も完璧な予測なんてできない。人類は原子炉事故でそこまで最悪な事故を経験したことがない。被害予測すら立てられない人類史上最悪の大惨事になるかもしれないのだ。そんな可能性があるというのに爆発が起きても逃げないでいいと政府が発表している。
国民を救いたいならば「なるべく遠くに逃げてください」と言うべきではないだろうか?その後で国民が自分たちでその後の選択をするということで良いじゃないか。実際、ミジンコもチェルノブイリの例くらいしか参考になる資料がないので何百キロ先まで逃げれば安全なのかすら予測のつけようがない。その時の風向きでも人々の命運は別れるであろうし、爆発してから逃げ出したところで手遅れだという気もする。
今の政府発表なんて信じない方がいい。指示通りに動いたらそれこそ命に関わる。
その一例として↓こんなふざけた話があるのだ。
原子力安全委がレベル7相当認識 保安委に見直し求めず(exciteニュース 共同通信)
原子力安全委員会の代谷誠治委員は12日、経済産業省原子力安全・保安院が福島第1原発事故の深刻度を国際評価尺度(INES)の暫定評価で「レベル7」としたことについて、
3月23日の時点でレベル7に相当する危険性があると認識していたが、これまでに暫定評価の見直しを保安院に求めなかったことを明らかにした。代谷委員は記者会見で「尺度評価は保安院の役割だ。(安全委が評価見直しを)勧告しなければならないとは考えない」とし、原子力安全委は関与しないとの姿勢を強調した。
こんな馬鹿な話があるか!
3/22にレベル7だと国民に伝えていれば、東北地方や関東地方の人々の人生の選択も変化したはずだ。レベル7と認定された原発周辺で農業や漁業を続けることは困難であるし、そもそもレベル7の国となった日本の全ての産業が今後厳しい局面に立たされるわけだ。こういう発表をわざわざ遅らせた保安院は国民全員を裏切った。
民主党政権の選挙対策だという声もある。ミジンコもそれを信じている。それ以外にこの発表を遅らせる理由が見当たらないのだ。このことは一生忘れない。民主党が嫌いというよりも憎くなった。
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