CNNは1日夜、複数の筋の話として、国際テロ組織アルカイダ指導者のオサマ・ビンラディン容疑者が死亡したと報じた。
米政府高官がCNNに語ったところでは、米軍はパキスタンの首都イスラマバード郊外の邸宅でビンラディン容疑者を殺害したという。家族も一緒だったとされる。遺体は米当局が回収したという。現時点で死亡した経緯などは分かっていない。
オバマ大統領は間もなく国民に向けた演説を行う見通し。(*この記事を打っているときにオバマ演説の生中継をしています。本当のようです。)
ソース元:
CNN.co.jp
やはり潜伏先はイスラマバード近郊だったか。オサマ・ビンラディンはパキスタン国境沿いの山岳地帯に潜伏しているだろうと散々言われていたのに一向に暗殺も拘束もされなかった数年間。パキスタン都市部に紛れ込んでいるとの説も有力だった。CIAは敢えてビンラディン一派を追い詰めていないのではないかという説も長年囁かれていた。ミジンコもそんな気がした。ビンラディン側ですら殺されないまま現状維持といった気配を感じていたような気がする。世界の最果てでCIAのそういった仕事をする部隊を何度か見かけたことがあるが、砂漠の果てやジャングルの奥地からでも狩りを全うするハンターたちに見えた。特殊部隊とかそんな生易しい集団には見えなかった。そんな連中が10年間も獲物を捕まえられないことに違和感を覚えていた。
リビア情勢が大きいのだろう。カダフィ打倒を願う勢力のひとつにアルカイダがいる。その点ではアメリカと目的が共通している。アルカイダ内でのビンラディンの存在自体がいよいよ邪魔になったということだろうか?
英国王子の結婚式まで待ってのビンラディン潜伏先への襲撃なのだろう。英国はアフガン侵攻では米国に次いでアルカイダに恨まれている。そういう意味では日本も危ない。あの侵攻で明確に米国を支持していた国として日本は記憶されているのだから。
報復テロが増えることが心配だ。ミジンコの身辺警護も強化しないといけないんだとかで周囲がざわついている。防弾の着グルミとはもっと重くなってしまう、うう・・・。アルカイダからビンラディンがいなくなったところでテロのネットワークが弱まるわけではない。むしろアルカイダ内でもビンラディンは旧勢力のようなものだった。
大震災後の日本にテロを仕掛けるとは到底思えないがアルカイダにそういう良心を求めても仕方がない。なにしろアルカイダのテロリストたちは自分たちが殺した人たちは救済されて幸せになっていると信じている。
原発テロを警戒するべきだと何度となくブログで述べてきたが、それ以前に日本の原発はとっくに危険だったことを知った。
ちょうどアルカイダ系の組織と散々やり合っている人たちが周囲に多くいるのでビンラディン死亡の報は祝杯ムードではあるものの、実際にあの悪魔が死んだところで9・11で命を落とした人々が生き返るわけでもなければ、アフガン侵攻が無かったことになるわけでもないので虚しい気持ちも皆が皆感じているといった状況。今後はビンラディンが神格化されないようにしなければならない。銃で撃たれても握手の手を差し出すくらいの覚悟がないとテロの連鎖を断つことはできない。そこのところは日本も含めてテロのターゲットにされている国々が覚悟しなきゃならないことなのに、今もって右の頬を打たれたらミサイルをぶち込むようなことをしている。
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