ある企業の取締役がなにか問題を起こしてしまったときにその理由を「生まれた土地」のせいにしたり、ましてや血液型のせいにしたら恥の上塗りだろう。謝罪中にそんな理由が飛び出したとしたら「そんなことは聞いていない!」と株主から一蹴される。民間企業の取締役からそんな馬鹿な言い訳を聞いたことがないが、閣僚からはその常識の無い言い訳が飛び出すんだから日本は今とてつもなく酷い政府が運営しているということだ。
今朝、例の松本復興担当相が辞任した。防災担当大臣としても誉められた仕事をしたとは言い難かったこの人物、復興相としては自らの撒いた種でマッハのスピードで辞任。まるで復興の足かせだ。
松本復興担当相、自らの発言について釈明 「九州の人間ですけん、語気が荒い」(FNN)
↑ここでの松本復興相の言い分で九州出身であることや血液型がB型であることに触れられている。震災からの復興を願う国民としてはそんなことは知ったこっちゃないだろう。そんな言い訳が通じる組織がこの世のどこにあるというのか?甘い、甘過ぎる。
で、あれだけの恫喝を“地方自治体”の長にした挙句にマスコミにも、そのことを外に流したら潰すといった趣旨の脅しをかけた人物が閣僚を辞任するだけで国会議員は続けるわけだ。なんだそりゃ!国会議員も辞めるのが筋だろう。地方自治の否定と言論統制を一気にやらかした国会議員が国会に居座っていいわけがないだろうに!
大体、恫喝慣れしているその言動が甘ったれている。人を先に脅しておけばあとは自分のペースで話が進められると勘違いしているようだ。そんな器の小さい人物が国会議員とは泣けてくる。実際にはその傲慢な態度が交渉を遅らせているに過ぎない。復興が遅れに遅れている一因にこんな人物が防災担当相を務め、更に復興相に任命されているという機能不全の政府があることは間違いないだろう。
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