人気俳優トム・ハンクスが、自身の主演&監督映画を気に入らなかったファンに鑑賞料金を返金したと、ナショナル・エンクワイラー紙が報じた。
同紙によれば、ハンクスはロサンゼルス郊外で給油中に男女のファン2人に話し掛けられた。公開中の最新作「ラリー・クラウン(原題)」に話題が及び、感想を求められた2人ががっかりしたと正直に告白すると、ハンクスは機嫌を損ねるどころか「失望させて申し訳ない」とポケットから25ドルを取り出し、鑑賞料金分として差し出したという。
「ラリー・クラウン」はリストラされた中年男の再生物語で、ハンクスは主演ばかりか、共同脚本・監督を務めた思い入れある作品として知られている。それでも、気に入らなかったというファンに返金するばかりか、去り際には「次はもっといい映画を作るから」と言い残すなど、人の良さを発揮している。
ソース元:
映画.com
まぁ、このファンという二人が具体的な批評をしてトム・ハンクスも納得の上での返金なのかなぁ。
実際に「金返せ!」と思う作品は少なくない。ハリウッド作品にしろ、邦画にしろ、この夏に観た十数作品の多くは劇場鑑賞券の価格ほどの価値を感じなかった。3D作品の場合は2,000円を超える観賞料。ブルーレイは無理にしてもDVDが1本か2本は買える価格だ。
今年の夏はSF映画が多かったように思うけれど酷い作品が多かった。以下、「スカイライン」、「スーパー8」、「マイティソー」、「アイ・アム・ナンバー4」の一言感想。SF作品ではないけれど「ハングオーバー2」についても少々。ネタバレなので未見の方は見ないでくだされ。
「スカイライン」 低予算だからという甘えを感じる。ラストの「俺たちの戦いはこれからだ!」は結局はストーリーを完結する力がないだけにしか見えない。最後であれはないだろうに。
「スーパー8」 またしてもJJエイブラムスに騙された感アリ。宣伝で見せて実際に観てみると「なんじゃこりゃ?」なやり方はいい加減にして欲しい。引っ張るだけ引っ張ってこれはないだろうに。まさかスーパー8がただの気持ち悪い人喰いエイリアンだとは何年か前から続いていた思わせぶりなプロモからは想像がつかなかった。
「マイティソー」 ソーがそれほど傲慢なヤツではなくて笑顔の写真を撮らせるイイヤツだった。壮大な作品に見えて、実際にはかなりこじんまりとした世界で神様たちが戦っている。ナタリー・ポートマンが窮屈そうに演じていた。
「アイ・アム・ナンバー4」 あんだけ頑張った犬を置いてきぼりにしかかるとは主人公たちは鬼か!!!敵側の宇宙人たちの造形が一昔前といった感じでヒネリもなにもない。
「ハングオーバー2」 続編としてはよくできているとは思ったけれど、“テディーの指”が気になってしまって作品を素直に楽しめない。そこでも笑うべきなんだろうけれど、飛び級でスタンフォードの医学部に入学した性格も良い青年の指にああいう扱いをされても素直に笑えない。もう外科医の道は難しいじゃないか・・・・。
いじょ!
[8回]
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