ご存知の方も多いとは存じまするが、日本でレバ刺しが禁止となったと時を同じくしてカリフォルニア州ではフォアグラが禁止に。
理由は日本のそれとはまったく異なり、フォアグラが作られる過程で動物虐待があるとされたことを受けての禁止措置。法案が可決されたのがずっと前だったので正直いって忘れた頃にやってきた禁止という印象。
ファアグラをしょっちゅう食べているわけでもないミジンコとしてはほとんど影響のない法律なんだけれど、カリフォルニア州でファアグラ禁止ということにどうしてもつっこみを入れたくなる。
体にファアグラを抱えているような人たちが物凄い数いるカリフォルニア州でファアグラは残酷だとかなんの冗談かと。
そんな飲食店いじめみたいな法案よりも住民の食生活を抜本的に改善するような法案の方が先だろうに。
ファアグラが残酷だというのならば、住民が相当に気をつけて生活しないと否応なく肥満になるような州の体質を先ずは改善するべきだ。ちょっと油断するだけで太る州なんてまるで冗談みたいだけれど本当にそうなっている。
先日、通勤途中でたまたま入ったチェーン店のハンバーガーショップが掲げていたキャンペーンは「ビッグな朝食を!」だった。物凄くデカいハンバーガーに特大ポテトとアメリカのLサイズのドリンクが付いているセットが普段よりも安い価格で朝の時間帯に提供されていた。「食えるか、そんな量!」と思ったが、そう思っていたのは半径5マイルでミジンコだけだったかもしれない。店内ではそのセットを注文したお客さんたちで溢れていた。
環境に抗うというのはとても難しい。そりゃ1日2日は頑張れるかもしれない。ただ毎日1年を通じてとなるとどうしても環境に依存してしまうことは仕方のないことだと思う。カリフォルニア州でスリムでいることは本当に難しいのだ。他の州でも同様でミジンコの私見だが発展している州、例えばニューヨーク州やテキサス州のような大都市をいくつも抱えている州の肥満率は尋常じゃない。
周囲の人々が格安のドーナッツをパクパクと何個も食べる生活をしているのに自分だけ食べないというのは難しい。人間たちもファアグラを作るような生活をしているのだ。そんな状況でファアグラが残酷だとかなにかのブラックジョークみたいだ。
余談だが、先日、ニューヨークのオフィスにいた時に新人の秘書にドーナッツを買ってきてもらった。日本でもご存知の方が多いダンキンドーナッツだ。実はミジンコがドーナッツと言うとダンキンではなくて会社の近くにある自分がちょっとデザインなどを手伝っているお店のドーナッツのことなんだけれどその週に仕事に就いたばかりの新人秘書なので知らないのも仕方がなかった。まぁ、ダンキンでも特に不満は無かった・・・・・無かったんだけれど届いた箱がデカかった!w
中に12個もドーナッツが入っていた(汗)
ドーナッツ6個を買うと6個おまけにつくキャンペーンということで6個分の価格で合計12個。5個以下ではなくてどうしても6個と注文したくなるやり方だ。このおまけキャンペーン、いくつかの州やカナダなどで6個以上購入だと嗜好品ではなくて保存用食品扱いになり消費税が安くなるとかそんなことを考慮していると聞いたことがある。なんだかややこしい。実はこのキャンペーン、ミジンコが学生の頃からあった。何十年にも渡り1、2個で本当は満足な人たちに12個のドーナッツを提供するというキャンペーンか・・・・・。こわっ!久しぶりに12個のダンキンドーナッツを見て懐かしく・・・・・・・っていうかそれで痩せるわけないじゃん、アメリカ!
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