(米米クラブの「米米ウォーズ」な感じでご唱和くだされ。)
も~じゅ~ウォーズ!もじゅ、もじゅ、ウォーズ!も、もじゅ、ウォーズ!
はい、もいっちょ!
も~じゅ~ウォーズ!もじゅ、もじゅ、ウォーズ!も、もじゅ、ウォーズ!
はい、良くできました!
原題は「Rise of the Animals (動物たちの一斉蜂起)」なのだけれど邦題の猛獣WARSの方が好み。猛獣WARSの方が作品のどうにもならないアホさ加減がよく表れている。
ちなみにこれがアメリカ版のパッケージ。リスが目玉をかじったり、鹿の角に生首が刺さっていたりする絵があるけれど作品中にはそんなシーンは無し。ちゃんとリスも鹿も人間を襲うことは襲うんだけれどぬいぐるみやショボ過ぎるCGでしか登場しないのでパッケージのようなクオリティーの動物さんたちが登場することはない。
左のショットガンを構えているニーチャンが主人公で右がヒロイン。劇中ではもっとブ男とブス。二人とも演技をしようとする素振りも見せないのだが何度も何度も赤いペンキを顔面にぶっかけられたりしているのでひねくれたのだと思う。そのペンキもホームセンターで赤が売り切れだったのか微妙にピンクがかっていたりするのはご愛嬌。こういう作品は鑑賞中の99%は目をつむるというのが正式な作法というものだ。そのまま寝ちゃった方が幸せ。
例えば左のシーンは作品の冒頭で少年を追いかける凶暴な犬。犬がシッポをフリフリしながら少年の後を追いかけていたとしても、あくまでも少年を追い詰める犬と捉えねばならない。犬が本当に少年に懐いているようなのだがそこは作品の趣旨に沿って「少年を喰い殺そうとしている犬」と見なければならない。
世界中の動物が一斉に人間を襲うようになって世界はそりゃもう大騒ぎさってお話。カナダの美しい景色の中、ネコ、イヌ、鳥、鹿、リス、馬、ゴリラ、カメ、ワニ、デカいタコ、クマなどが人間を襲っていたような気がする。正直早送りもせずにちゃんと見たのだけれど、なにが襲ってきたのかもよく分からないほどちゃちなヌイグルミやCGが襲いかかってくるので、これが本当につい最近作られた映像なのかと驚いて作品に集中できるわきゃない。
そのほんの一例。
壁を突き破って襲いかかってきた鹿。人間の腕で操られているので口をパクパクさせるところがカワイイ。そのパクパクで・・・・・
腕を噛んでた。アマガミ♪
ラスボス的な扱いだったクマは・・・・・
このCGクオリティー。足があんまり動いていなくて地面を滑るようにして移動するのが特徴。この後、ヒロインのブスに剣で一撃でブチ殺されるクマさん。余りの呆気なさにこれ以上CG制作費は出せん!という製作陣の強い意志を感じた。
ちなみに主人公のアホはモテない男だったのだが仕事でピザの配達をした先が同級生の女たちが集う場所でそこにいたサマンサと簡単に結ばれ・・・・というかただのカーセックス(※ 裸とかエッチなシーンは一切ありまへんで!)。
朝起きたら、そのサマンサがおらず、代わりに獰猛な鹿の群れに襲われる。
多くの犠牲を伴いながらも主人公と主人公の親友の妹だけが生き残りつつドライブ・・・・・じゃなくてサマンサを探す旅に。そのサマンサをなんとか発見するものの、サマンサは婚約者と一緒にトウモロコシ畑で、えっとなにしてたんだろう?なんでトウモロコシ畑にいたのか分からない・・・・・。たぶん、撮影許可が下りたのがそこだったのだろう。きっとそうだ。
まとめると、サマンサは婚約者がいたのにも関わらず、別にその場で会っただけの冴えない主人公と浮気したものの、そのことは婚約者のウスラバカには知られたくないんだとさ。でもそのウスラバカがクマに喰われた途端に主人公にキスをしたりするビッチぶり。主人公はそんなサマンサを助けるために今まで親友(←コイツが主人公よりもバカ)などの犠牲を乗り越えてきたというのか!と憤りたい気持ちよりも主人公のしょーもない演技力に萎える。萎えまくる。なんでそこまで棒読みなんだ!
ちなみに主人公たちが命がけで助けに向かったサマンサは真ん中↓ 冗談ではなくて本当にこの人が準ヒロインというか主人公が猛獣たちと戦いながら救出に急いだ相手。
左がサマンサの婚約者のウスラバカ。右が主人公のハイパーメディアバカ。もうバカとブスしか出てこねーよ、この作品!
ちなみに荷物をまとめて一家で逃げ出そうとした主人公のおじいさん。サマンサを助けるためにそれを拒否して逃亡する主人公たちのクルマに向かって発砲。ま、孫をためらいもなく撃とうとするおじいさんって・・・・・。そのおじいさんの撃った弾が町を警備中の警察官に当たってしまい、警察官たちもためらいもなくおじいさんをハチの巣に・・・・・。カナダも銃社会に毒されてきた模様。
[15回]
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