弟子が美女を描けない・・・・・・・。というか基本的に絵が「THE 雑」・・・・・・そう言ってから何年が経ったことだろう。
そういえば去年出した「師匠が描いた美女(ツールで色々といじくれる)を自分なりに変化させてみよ」という宿題がまだ来ない。あと10年くらい待てば良いだろうか。別にそのくらいは待てる。ハハハ・・・・。
今日分かったんだけれど、わらびと青山のデザイナーズ・ウィークに赴いたのは6年も前のことだったらしい。わらびとの打ち合わせで判明。な、なんと、そんなに前だったのか・・・・・。あのイベントにいたデザイナーたちはみんなどうしているんだろうか?たぶん0.1%くらいしか食べていけるほどの収入を得ていないことだろう。そのくらいの世界だ、デザインで食っていくという世界は。
わらびに見せるために配色と若干のメイクの濃さにより女性の絵がこのように変化(印象が変わる)という例を後からいじられるデータにして用意した。わらびに「見たいか?」と訊いたら「見たい!!!!!」と返信がきたので「だが断る!!!」とお約束で返した。それから1週間、その件には触れられないまま他の打ち合わせやら絵の修正やらを進めた。わらびはその件をまるで忘れているかのようだった。いや忘れていたんだろう、コノヤロウ!。・゚・(ノД`)・゚・。
正直、「だが断る!!!」の後に「えー!見せて!見せて!」とかいう展開を少しばかり期待した自分が甘かった。馬鹿だった。弟子が自分のことをサバ缶くらいにしか思っていないことをうっかり忘れていた。他の若手デザイナーたちがいくら自分のことを尊敬の眼差しで見てくれようがあのハナモゲラだけは違うんだった。そのことをたまに忘れて他のデザイナーたちと接するときのように対応してしまう自分のバカバカバカバカ。わらびはもっとギガトン級にバカだけど!
弟子が聞いちゃくれないのでフテくされてここでほんのちょっとの変化で変わる女性キャラの印象についてレクチャー。ほんのちょっとの変化で広告に使う際の媒体も多岐に渡って変化するという例。
これが原型だとしてこのままでは若干印象がシック過ぎて明るさ(前向きさ)が足りないと感じた場合。まぁ、若い世代、10代20代女性が主なターゲットの場合はもうちょっと元気な感じが欲しいというケースは多々ある。そこでちょっとだけ明るめに・・・・・
ちょっと元気めに。髪の毛の色は基本は暖色(赤、オレンジなど)に持って行くとキャラクターがエネルギッシュな感じで凛とした感じになる。基本はどんな企業や店舗でも「力強さ」は会社イメージに必須のものなので暖色系の髪の毛のキャラが好まれる傾向が強い。プレゼンではクライアントのほとんどがいくつもある候補の中から暖色系のキャラを選ぶ。逆に寒色(青、灰色)などは知性を際立たせるときに使えるのでどの色が良い悪いという問題ではなく、あくまでも適材適色という意味。
余談だけれど、このブログの「
グラフィックデザイナーになるには 高校生向け編」というだいぶ前に書いた記事へのアクセスが今だに多い。「高校生の子供がデザイナーになりたいといっている」という相談を受けて書いた記事。この記事への反響が今だにあって拍手メッセージに定期的に「参考になった」との感謝のお声をいただく。
デザイナーになりたい人はよく「才能」という存在が不確かなオバケみたいなものを信じる。ホンモノのデザイナーは確かな技術力を信じる。デザイナー志望の人たちは、才能なんてものを信じる暇があったら基本的な技術や専門知識を得ることに注力した方がいい。
おまけ画像: クソバカな弟子が描いた自画像
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