菅直人は一応は日本の前首相。認めたくはないがそれは事実。「1度やらせてみればいい」を本当にやってしまったら、鳩山由紀夫、菅直人、そして野田佳彦(予定)という空前絶後の無責任・嘘つき元総理大臣を3人も輩出、もとい排出してしまった日本。これは痛い。痛恨の一撃、いや三撃だ。
菅直人は前首相だというのに他の選挙区からの応援演説の要請がかからないらしい。そして結果的に暇なので自身の選挙区である武蔵野市、小金井市、府中市にて連日辻立ち演説をしている。相変わらずほとんどの通行人は素通り。いやむしろ石や卵を投げつけられないだけマシといったところか。
ビールケースを加工した台には「原発ゼロ」の文字。菅直人が政治家になる前から菅直人の選挙区で暮らしてきたが原発事故以前に菅直人が「原発ゼロ」やそれに類するような脱原発について意見を述べたところを一度も見聞きしたことがない。原発の問題を選挙に利用するうさん臭い政治家は多いが、この菅直人の場合は原発事故悪化の当事者であるというのにまるで他人事のように荒唐無稽な「原発ゼロ」でなんとか票を獲得しようとしている浅ましさが見るに堪えない。
ひとつ気になった。前首相には必ずSPたちが警護につかないとならないのだろうか?確かに日本の前首相が警護もないまま襲われたなんて事件が起きたらそれはそれで問題だ。冒頭で述べたことの繰り返しになるが、例え菅直人といえども日本の前首相なのだ。SPとは大変な仕事だ。菅直人を身を呈して守らないとならないのだ。無駄に前首相を増やした有権者たちが支払う税金がこういうところでも使われているということだ。安易に「1度やらせてみたら」は後で有権者たちが自分たちの首を絞めるということだ。
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