民主党からは連日「おまえが言うな!」と国民総出でつっこみたくなる発言が飛び出す。それに慣れてしまった自分がイヤだ。本当はもっと怒るべき発言の数々が民主党議員たちの口から毎日出ているにも関わらず「慣れ」が出てきてしまってなんてことはない発言のようなリアクションをしてしまう自分にガッカリする。
そんな良くない「慣れ」を感じてしまう中でも今日のこの野田佳彦の発言には久方ぶりに「おまえが言うな!」の大噴火。
子ども向け手当「財源説明を」=野田首相(Yahoo!ニュース 時事通信)
野田佳彦首相は3日午前のインタビューで、日本未来の党が、中学卒業まで子ども1人当たりに年額31万2000円の手当を支給するとしていることについて
「財源をどうするのか。説明されないと説得力がない」と指摘した。
言っていることは分かる。ただ、野田佳彦の立場、即ち、民主党議員たちがあると嘘をついていた「子ども手当てと同様の詐欺公約に対して民主党議員として、どの面下げて「財源がない」ことを説明しろと言えるのだろうか?ここまでいくと鈍感というよりも神経が無いんじゃないかと疑いたくなるほどだ。
野田佳彦よ、鏡を見るんだ。ブタが見えるって?それはおまえだブー!よくもこんなふざけたことを普通の顔してしれっと言えたものだ。野田!恥を知れ!恥を!
民主党の詐欺フェストとも呼ばれる財源アルアル詐欺の加害者である民主党議員たちは先ずは他党(とは言ってもほとんどが元民主党)の実現不可能な公約を批判する前に政治家が嘘の公約を掲げて当選するまでの過程を詳細に明かして、今後はそういった嘘を見抜くための知識を有権者に提供するべきだ。加害者ほどその犯罪の予防策に熟知しているのだから、民主党議員たちはインチキ臭い公約が作られる構造のエキスパートたちだ。特に「訊かれたら痛い質問」や「党のどういった立場の者が詐欺フェスト作成にあたったのか?」などを素直に白状して有権者が同じ詐欺に遭わないように協力するべきだ。
例えば、民主党のあの一連の実現がまったくしなかったマニフェスト作成には小沢一郎が大きく関与していたのは明らかだ。どの程度のいい加減さであのマニフェストが作成されたのか、その適当さをつまびらかに公表すれば、日本未来の党の公約に“また”騙される選挙権剥奪ものの有権者たちへの抑止力となるはずだ。
民主党と日本未来の党の罵り合いは日本にとってはなんのプラス材料も見出せない汚染物質同士の殴り合いだ。唯一のメリットと思えるのは、子供の頃のミジンコが田中角栄の裁判報道を見聞きして「政治家でも悪いヤツはいるんだ」と知ったように、今の若い世代が政党同士の恥知らずな罵り合いを見て「こんな恥ずかしい大人になってはならない」と反面教師にすることくらいだろう。
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