日本のマスコミならびに中国、韓国と限られてはいるものの、延々と日本の必要最低限の国防についても「右傾化」だとか「日本による侵略戦争の準備」のようにこれでもかっていうくらいに叩かれる。立場によって物事の見え方は変わっている。例えば散々っぱら議論されている米軍のオスプレイにしても、日本人の多くは中国からの侵略に対する抑止力として頼もしく感じているし、そもそもいつかは起こるであろう次の大震災の際にはオスプレイによって救われる命があると考えているはずだ。今、日本に駐留しているオスプレイのパイロットである大尉が東日本大震災のときにオスプレイがあればもっと効果的に救助ができたはずだと悔しがっていた。ミジンコもそう思う。米国では5年前から配備されていたオスプレイがもっと早くに国内の米軍基地に配備されていれば空母を基点とした救援活動と並行して国内の日米どの基地をも基点としたオスプレイによる救助活動が行えたはずだ。航行速度が2倍以上、輸送力は3倍の輸送機が垂直離着陸も可能だったとして、あの時の震災にその機体が数十機も加わっていてくれたとしたらと思わないときはない。実はミジンコは東日本大震災にはオスプレイは間に合わなかったことに少なからずの責任を感じている。自分のロビー活動がもっと先手を打っていればと思わないときがない。オスプレイの日本駐留は3年前でも不思議では無かった。民主党政権と米軍の冷え切った関係がとても悔やまれる。本来は米国にとって最も近い同盟国である日本にオスプレイを先んじて配備することはおかしなことではなかったが沖縄基地移転問題の方で日米関係が無茶苦茶になってしまって最新鋭輸送機の配備云々の話どころではなかった。本当に悔やまれる。東日本大震災のほんの1日前にでもオスプレイが日本にいればもっと救えた命があったかもしれない。もっと早くに被災地に運べた救命キットや輸血用の血液があったやもしれない。そういう後悔もあって「必要だと思ったこと」は後回しにしないですぐに訴え動くべきだと今は胆に銘じている。
長い前フリだったが最初に述べたことの繰り返しをば。日本が国防にほんの少し動いただけでも「右傾化」だなんだのと騒ぐマスコミや中国、韓国。日本人からしてみれば右傾化と言われること自体に大きな違和感だ。オスプレイと同様にして、自衛隊も日本人にとっては命を守ってくれる頼もしい存在だ。これもオスプレイと同じことだが、自衛隊が襲ってくるといったイメージを持っている日本人はほぼ皆無で、そういった常軌を逸した妄想を持っている人々こそが実は自衛隊に襲いかかろうと常々妄想している危険人物たちだ。つまり、包丁を見て調理器具と見るのか、武器として見るのかという極端とも取れる例がまんまあてハマるのだ。真っ当な人生を歩んできた人が包丁を見た瞬間に「わっ!凶器だ!」とは思わない。
強盗に入られないようにしようと警備システムを強化したら「貴様!強盗に入る気か!?」と猛烈に非難されたとしたらどうだろう?迎撃ミサイルの配備すらもマスコミに批判される今の日本の状態だ。迎撃ミサイルなのだ。先にミサイルを撃ってくる国を非難することが筋だと思うがなんとこの日本では迎撃ミサイルの方が批判されるのだ。この話はアメリカでは冗談かと疑われるほどだ。現状、日本人は「いや、強盗に入る計画があるわけではなくて警備ですよ?」と聞き返しても「強盗する気だな!」とマスコミや中国、韓国に殴り掛かられている状態だ。実際には殴られるどころか火をつけられたり車をひっくり返されたりもっと酷いが。どっちが強盗だかは明らかだ。
日本人が以下の写真を見たときにどう感じるだろうか?東日本大震災のときの自衛隊員だ。軍用の手袋が裂けるほどずっと救助活動に従事していたということだ。この自衛隊員が暴力装置だろうか?まともな日本人ならば感謝の気持ちが湧いてくるはずだ。
以下の写真は富士の総合火力演習のときのもの。手を振り敬礼する自衛隊員たちが侵略戦争を始めて他国の人々を殺めるように見えるだろうか?日本人のために防衛戦をする覚悟を胸に秘めて次の震災のときには再び救助部隊として活躍してくれることだろう。
日本の防衛費増額(とはいってもたったの1200億円。世界情勢を鑑みると桁がひとつ足りない。)に日本のマスコミと中国、韓国、(後は影が薄い北朝鮮)のみが猛烈に反発している。アジア諸国でさえほとんどの国がむしろ歓迎している。
日本が戦争をしたいから防衛費を拡大するわけではないことは明らかだ。日本のマスコミ関係者は日本で生まれ、日本で育っているというのにこれらの自衛隊員の姿を見ても自衛隊が侵略戦争を望んでいる恐ろしい軍隊かのように喚き散らす。なにが真実なのかは日本人には分かりきっていることだ。
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