安倍ちゃんの演説は自民党の代表戦以前からかなり的確なものが多い。今回の演説などは本来はNHKが率先して全て放送すべきほどの国民を鼓舞する素晴らしい内容だ。
安倍総理、「ものづくりの日本を取り戻したい。その中心にあるのが自動車産業」(Car Watch)
安倍総理のスピーチを一部抜粋:
とくにものづくりは極めて重要であります。ものづくりの日本を取り戻したい。その中心にあるのがまさに自動車産業であります。今まで頑張って頑張って知恵を出しても、残念ながら超円高によってなかなか競争に勝てない、あるいはそれによって工場を海外に移らさざるを得ない、工場を閉めざるを得ない。これはおかしいと私は考えました。頑張っている人が報われる社会を作り、絞り出した知恵が評価される社会を作ってべきなんだろうと。
同じスタートラインに立てば、日本は絶対に負けない。これが私の信念であります。その中において、大胆な金融政策や機動的な財政運営、そして民間投資を引き出す成長戦略の3本の矢によって日本を復活させたい、強い日本経済を取り戻していきたいと考えております。
その通り!日本製品は同条件下であれば必勝の品質だ。円高が是正されれば間違いなく日本製品の輸出の売上高で景気は上向く。今までの異常なまでの円高がおかしかっただけのことで日本製品の競争力はマスコミや海外事情をなにも知らないで騒ぐだけのネットユーザーたちが言うほどには悲観したものではない。むしろ中国の台頭だとか、中国のみならずBRICSの台頭だとか机上の空論ばかりを唱える経済学者たちの予測なんてまったくアテにならないことが証明された数年間だ。結局はこの日本にとっては最悪だった3年間を含めて見ても、日本とアメリカの企業がずっとトップ集団を走り続け、他の国々に目を向けてみると国策企業としての大企業が数社程度存在するのみで急成長を遂げた新興企業など日米以外ではほとんど存在しない。
経済学者は日本の没落だのアメリカの危機だの叫ぶが結局は「人は国の宝」ということが証明されている結果だ。人口や資源力などよりも結局は一人一人の力に勝る国が何十年間もGDPの1位と2位だったことがその証左だ。本当に何十年間も延々と同じ2ヶ国が1位と2位だったのだ。更に最近では中国のドーピングGDPは中国自身も半ば認めている状態であり、どれだけ人口が多かろうとも、国土が広かろうとも資源があろうとも、結局は成長性の高い市場を構築できる国が強いということが証明されている。ほんの10年前にはBRICSがどうのこうの、日本が抜かれる云々の話をしていた経済学者たちは今はそんなことを微塵も言わない。本当に適当な連中だ。ブラジル経済の(悪い方での)現状をミジンコは当時から指摘していた。予測する力があったのではない。単純にブラジル人気質を理解していたのである程度まで行ったら伸び悩むなんてことは子供でも分かることだった。
そりゃある程度の人口はGDP上位には必要だろう。それはそうなのだが最終的には人的資源がものを言うことは疑いようがない。人口や資源だけならば中国、インド、ブラジルなどが数十年前からトップランナーであるはずなのだ。そういうことで安倍総理が信じる
「同じスタートラインに立てば、日本は絶対に負けない。」は正しい。政治家がそれを理解してくれてさえいれば日本企業は負けない。
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