ミジ妻の幼馴染たち3人が家に遊びに来た。ミジ妻と幼稚舎から大学まで同じで実家も全員鎌倉という腐れ外道、もとい腐れ縁らしい。ちなみに今の腐れ外道発言でミジンコは彼女たちの持つ恐ろしげなパイプを駆使して政財界からプレッシャーをかけられていじめられるかもしれない。ドンと来いだ、コノヤロウ!嘘!ちょー嘘!超ごめんなさい!・・・・これでたぶん大丈夫だろう。罪を憎んで人は肉まんって言うしね。
ミジ妻と幼馴染たちとの会話には一向に馴染めない。そもそも女たちの会話に入れない。以前にこの4人組が青山のオープンカフェで談笑しているところを偶然通ってしまい、敵、もとい彼女たちに気がつかれたものの走って逃げたことがある。その逃げ際に「おまえらなんかに庶民の苦しさが分かるかー!」と叫んだので周囲のお客さんたちからジロジロ見られたと後でミジ妻に文句を言われたのだが、あの時はなんというかフランス革命時のパリ市民の心境だった。ミジ妻の幼馴染の一人はクルマの免許を取得したときに最初にパパから買ってもらったクルマがベンツのAMG。頑丈だからという理由だったらしい。当時にその事を知っていれば装甲車で追突して「世の中には絶対はない」ということをその父娘に教えてあげたのに!ミジンコの叫びを支持してくれる人たちは多いと自負している。ちなみにミジンコはその時に半ズボンにサンダルだった。普段着だ。
帰宅して居間で4人の姿を見て「いらっしゃいまっせ~♪」とご挨拶。突然の来客とはいえ大歓迎だ。賞味期限切れが近い缶ビールが山ほどある。ふっふっふっ、これを消費してもらおう・・・・とほくそ笑んだ。しかしながら彼女たちはミジンコがセラーで一生眠らせておこうかと思っていたカリフォルニアワインを開けていた。ごーん。
「風邪ひいているので移したくないからマスクしてくるね。」といったん居間を後にするミジンコ。
【参考画像: ミル・マスカラス(右)、ドスカラス】
千の顔を持つ男・ミル・マスカラスのマスクを被って居間に戻ってみた。4人中1人しかワインを飲んでいるタイミングではなく「ワイン吹き」は釣果1。ベンツAMGのお方だ。せめて2人は仕留めたかったが獲物は結構豪快に吹いていたのでまずまずの成果だ。
後にミジ妻から今度マスク被ったら世界で一番痛いプロレス技をかけると宣告された。悔いはない。
[13回]
PR