小野寺まさる議員が指摘していること自体は若干の今更感はあるものの、こういうことを国会議員が指摘することは大きな一歩だと感じたので取り上げたい。同議員はツイートで以下のように日本ユニセフ協会についての疑問点を指摘している。
小野寺まさる議員のツイートより2ツイートを抜粋
1つ目、
2つ目
東日本大震災の募金では、日本ユニセフ協会は生活支援物資の殆どを“生協”から調達をしていた。しかも仕入価格は異常に高く、又「可能な限り被災地に近い 業者から物資を購入する」との意図は欠片も無かった。因みに、日本ユニセフ協会の各地区の支部の事務所はその殆どが全国各地の“生協”内にある。
日本ユニセフ協会は、東日本大震災時に複数の企業から相当な量のミネラルウォーターを支援物資として受けとりながら、何故か震災の募金からも相当なミネラル ウォーターを購入していた。そこで「支援物資の量と購入量、その配布先は?」と公式に質したが団体の答えは「お教え出来ない」…僕は驚愕した。
小野寺議員が指摘していることは日本ユニセフ協会はしっかりと説明するべきことだ。ここでは生協と共産党の関係性については話の論点がズレるので触れない。問題なのはなぜ日本ユニセフ協会の各支部が生協内にあるのか?ということ。日本ユニセフ協会が生協という組織と密接な関係どころかグループ企業のような関係性を維持していることは問題だ。特定の小売業者と慈善団体がつながっていることは募金活動で集めた基金の健全かつ中立性を保った運用に支障が生じる。折角集めたお金の運用に「縛り」が生じること事態が問題ということだ。より安いところから購入し、物資の仕入先を複数化して競争の原理を発生させてよりコストダウンを図る術を封じるような行為は基金運営者としての背任行為とも言える。
更に小野寺議員が指摘しているようにミネラルウォーターの追加購入の件などは余りにも灰色だ。初めに「購入することありき」でミネラルウォーターの調達が行われていたと疑われても仕方がない行為だ。しかも同議員が購入量や配布先を質問しても「お教え出来ない」ときたのだ。なんだその対応は?本当にこれが募金活動をしている慈善団体を自称している組織のやることだろうか?
国会議員がやっと日本ユニセフ協会にメスを入れたことは歓迎すべきことだ。今までどの国会議員も日本ユニセフ協会をアンタッチャブルな存在のように見て見ぬふりをしていたことのほうが大問題だ。
ちなみに小野寺議員はネットでの炎上というやつを経験しているそうだ。その内容を調べてみて不謹慎というお堅い人もいるのかもしれないが笑った。詳しくは→
小野寺まさる氏[遠隔操作事件]炎上ツイートまとめ
「ネットの世界において偉そうに振る舞ったり、驚く程無礼な発言を繰り返したり、執拗に攻撃をしてくるような方々は、現実の世界ではパッとしない方々ばかりなんだろうな…と再認識。」と小野寺議員は述べている。それに怒り心頭な方々もいたようだ・・・・が!実際、慇懃無礼で執拗に粘着してくる奴等を小野寺議員よりも大勢相手にした経験のある自分としては小野寺議員の印象通りだと同意以外の選択肢がない。すぐに前言撤回を求める怒れるパッとしない人々に発言を撤回せずに抗弁することって「とりあえず謝罪しろ!」という国内マスコミ主導の風潮よりも支持したいミジンコは少数派なのだろうか?発言とはそもそも確固たる考えを持って発言しているのだから批判があるから撤回すれば良いというものではないはずだ。ツイートで延々と噛みついてなんとか溜飲を下げようとしている暇人なんてパッとしないのは本当のことだ。
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